教育[725]

【子どものお絵かき】手本を示すことは有効?

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執筆者:立石 美津子
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幼稚園での遠足。水族館に行きました。

後日・・・・お絵描きの時間。なかなか子ども達の筆が進みません。
 
先生は一つの例として“アザラシ”の絵を見せました。

すると、みんなアザラシの絵を描きました。
 
この光景ってよくあることなんです。

見本を示すと全員同じ絵を描くことがよくあります。一つのイメージを持たせてしまう、それが視覚に強烈にインプットされるからです。

幼稚園で行事後、「見える形に展示して保護者に披露したい」こんな意図から「何とかいい絵に仕上げよう」と必死の先生がいます。遠足で見てきたこと、楽しかったことを思い出し絵にする経験、これは大事です。でも、「描かせること」が最終目的になってしまうとよくありません。

水族館、熱帯に住む魚達エリア・・・・アロワナやピラニアたち・・・水槽の上には熱帯雨林にある森が再現されていて鳥の剝製が木の上に飾ってありました。オオハシです。鋭いオレンジの嘴にとぼけたお顔!これに強い興味をもったならば“水族館の思い出”としてオオハシを描いてもよいのです。水族館の前のエレベーターホールのガチャガチャに興味をもったらそれを描いてもいいんです。

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