教育[725]

【暗記すればOK?】意味を教えない教育現場

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執筆者:馬場 猛寿
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中にはマンホールを見たこともないのに字面だけを追いかけて、
 
「マンホールって単語を百回書いて覚えた」
 
という子がいても誰も不思議に思わず、それどころか「よく頑張ったね」とほめているのです。
 
よく考えると異常な世界です。
 
「習うより慣れろ。意味はやっているうちにわかる」
 
という指導者がいます。
 
たしかに学習にはそのような側面もあります。
 
しかし、学習の導入の段階で全く意味を教えないで反復練習させるのは、赤ちゃんにかたいせんべいをかじらせて、「そのうち慣れるよ」と言っているようなもの。
 
きっとその赤ちゃんは、大人になっても「せんべいは大嫌い!」になるはずです。
 
このような教育現場が、勉強嫌いな子どもたちを増やしているのです。

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