人には、成長期っていうものがありますよね。
それと同じで、一国の経済にも「成長期」というものがあります。しかも、それは、一つの国に、普通一度だけ訪れる、とされています。
それが「人口ボーナス」といわれる時期です。
ここ数年で、中国はあっという間に世界の経済大国にのし上がりました。まさに成長期だったわけです。日本にも同じような時期があり、「高度成長期」とか言われ、大国の仲間入りをしました。
もしその前に、日本に投資することが出来ていたなら、きっと今更大富豪でしょうねえ!
そして、このような大きな成長力の大前提となるのは、その国の人口構成だ、というのが、「人口ボーナス」の考え方です。
15歳から64歳までの人口を、「生産年齢人口」と呼びますが、この生産年齢人口が、それ以外の人口よりも大きい時期を「人口ボーナス」と呼び、その間は高度な経済成長が達成しやすい、というわけです。
生産年齢人口が多くて、それ以外が少ない、ということは、どういうことでしょう?