貯蓄・投資[67]

【異常気象と株式市場】2014年はエルニーニョ&冷夏?

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執筆者:堀 篤
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株式市場全体を取り巻く状況が優先される

こういった分析で感じることは、まず、冷夏のような一過性と思われる現象に対しては、株式市場は次のような反応をしやすいということです。
 
1.株式市場全体は影響をあまり受けず、マイナスの影響がある銘柄が売られる分、他の銘柄に資金が回っている。

2.冷夏のマイナスを受ける銘柄の下落も、一時的なものとして、後に挽回をしてくる。
 
つまり、株式市場全体は、もっと大きな材料に動かされていて、冷夏が市場全体の方向性を決める、ということは無い、と言えるでしょう。

こういった傾向がわかれば、冷夏はピンチではなく、投資アイディアを企画する良い機会だ、と思えるわけです。

ちなみに、冷夏が逆にメリットとなる業種としては、次のような業種が言われています。

1.農薬関連(農作物の成長を維持させるため)

2.冷凍食品関連(農作物の価格高騰により、代替需要が増える)

3.米穀卸(稲作の不振による需要が高まる)
 
こういった情報も試しながら、ぜひ投資アイディアを考えてみましょう。

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