[注文住宅]現場監督の重要性と欠陥住宅の防ぎ方

現場監督の重要性と欠陥住宅の防ぎ方

2015/12/08

1,045VIEWS

マンションの杭が支持地盤まで到達していない報道がされていますね。 建設業界の悪習が表に出た感じです。

あなたの住まいは、欠陥住宅にならないように、これからお伝えするほんの少しの知識を身に付けて下さい。それを住宅会社の現場監督や担当者に伝えてください。

それだけでも、かなり欠陥住宅の被害は防ぐことが出来ます。

今回、お伝えするのはコンクリートについてです。 コンクリートは、気温によって管理が変わります。 その一つは、コンクリートの打設時間です。

気温25度以上では、コンクリート練り混ぜから90分以内に打設完了 気温25度以下では、コンクリート練り混ぜから120分以内に打設完了。

コンクリート伝票には、出荷時間が記載されています。そして、運転手は現場到着時間を記入するようになっています。

現場監督は、その時間を確認して時間内に打設完了出来ると判断したのならポンプ車にコンクリートを入れるように指示します。

ですから、現場監督に「コンクリートの伝票と時計の写真」を撮影する事をお願いしたらいいのです。 当然、現場管理の一つになる訳ですので、監督にとってはそれ程負担にはなりません。 カメラのボタンを押すだけですからね。

あなたがこの一言を伝えるだけで、現場管理者の気が引き締まります。

また、コンクリート打設時に現場監督がいない現場も沢山あります。 信じられないかも知れませんが、事実です!

住宅会社によっては、1人で20棟も掛け持ちしているようです。凄いですよね~。

でも身体は一つなので、工事管理も十分に出来ないと思います。 特に建売住宅に多いようですが、これも建設業界の悪習です。

さて、ここで私がここまでにお伝えしたのは一般的な数値です。そして、出来ていて当然の事です。 そうです。一般的な数値だけの話なのです。 私の経験からですと、真夏のコンクリートは90分後には硬化していきます。

コンクリートが硬化すると何がいけないのでしょうか? それは、施工性が悪くなるのです。つまり鉄筋の隅々までコンクリートが廻らず質の悪い鉄筋コンクリート造になってしまいます。 流れなくなった(硬化している)コンクリートを柔らかくするために現場で水を入れる業者もいます。 これは、絶対にやってはいけません!!

なぜなら、コンクリートには、水とセメントの割合が決められていて強度が計算されています。 水を入れるって事は、強度が低いコンクリートになってしまうのです。 高速道路の高架のコンクリートが剥離した報道も以前ありましたが、これも原因の一つです。

なぜ、この様な事が起こると思いますか?

私は、現場監督がいないからだと思います。 でも、いるだけではダメです。 もし、時間を過ぎた(硬化している)コンクリートであれば、そのコンクリートは引き上げて、新しいコンクリートを発注しなければなりません。

当然、引き上げたコンクリートは損失になります。お客様にも請求出来ませんので、住宅会社の負担になります。ですから、担当の現場監督で判断出来るだけの権限移譲と建築の知識が必要になります。

なかなか、そんな会社はないでしょうけどね。

あなたがお家を建てる時は、絶対に現場監督の知識と権限を確認してくださいね。 では、また。