[乳児・幼児]昔話や童話を読み聞かせるメリットとは?オススメの昔話や童話は?

昔話や童話を読み聞かせるメリットとは?オススメの昔話や童話は?

2016/01/22

3,380VIEWS

お子さんはマッチ売りの少女、浦島太郎、北風と太陽などの昔話を知っていますか。これらの昔話を読み聞かせていますか?

今日は『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が昔話のよさについて語りたいと思います。

■大きなカブ

有名な“大きなカブ”のお話しです。

“おじいさんは畑にカブの種をまきました。すると大きなカブが出来ました。

おじいさんはカブを抜こうと引っ張りました。「うんとこしょ、どっこいしょ」ところがカブは抜けません。

そこで、おじいさんはおばあさんを呼んで手伝ってもらいました。「うんとこしょ、どっこいしょ」ところがカブは抜けません。

そこで、おばあさんは孫娘を呼んできて、手伝ってもらうことにしました。「うんとこしょ、どっこいしょ」それでもかぶは抜けません。

そこで孫娘は犬を呼んできて、手伝ってもらうことにしました。「うんとこしょ、どっこいしょ」それでもかぶは抜けません。

そこで、犬は猫を呼んできて、手伝ってもらうことにしました。「うんとこしょ、どっこいしょ」それでもかぶは抜けません。

そこで、猫はネズミを呼んできて、手伝ってもらうことにしました。「うんとこしょ、どっこいしょ」

やっとカブは抜けました!“

なんと単純は話なんでしょう。 もし、登場順が真逆になっていたらどうでしょう。

“ネズミが畑にカブの種を抜いて、猫を呼び、犬を呼び・・・・最後にお爺さんが手伝ったら抜けました”これですと「なんだ、結局力のある人がやらないとダメなんだ」となります。

けれども本文のように最後のネズミのちっぽけな力が加わったことでびくともしなかったカブが抜けたことで、どんなに小さい者にでも価値がある教訓を学ぶことができます。  

■昔話の教訓

日本の昔話、グリム童話、イソップ寓話、アンデルセン童話など話を読んでいるだけで 大切なことを教えてくれます。

北風と太陽
(あらすじ)
あるとき、北風と太陽が力比べをしようとする。そこで“どちらが先に旅人の上着を脱がせることができるか”の勝負をする。まず、北風が力いっぱい吹いて上着を吹き飛ばそうとする。

しかし、旅人が寒さに凍えて上着をしっかり押さえてしまい、北風は旅人の服を脱がせることができなかった。

次に、太陽がさんさんと照りつけた。すると旅人は暑さに耐え切れず、今度は自分から上着を脱いでしまった。これで、勝負は太陽の勝ちとなった。

(教訓)
冷たく厳しい態度で人を動かそうとしても、かえって人は頑なになるが、温かく優しい姿勢を見せることによって初めて人は自分から行動してくれる。

兎と亀
(あらすじ)
兎と亀が山のふもとまで駆けっこをすることになった。スタート直後は予想通り兎はどんどん先へ行き、とうとう亀が見えなくなってしまった。兎は油断して居眠りを始めた。

その間に亀は着実に進み、兎が目を覚ましたとき見たものは、山のふもとのゴールで大喜びをする亀の姿であった。

(教訓)
自信過剰になり思い上がり油断をすると物事を逃してしまう。また、能力が弱く歩みが遅くとも、脇道にそれず努力を重ねることで、最終的に大きな成果を得ることができる。

嘘をつく子ども(=狼少年)
(あらすじ)
羊飼いの少年が、退屈しのぎに「狼が出た」と嘘をついて騒ぎを起こす。大人たちは騙されて武器を持って出てくるが、徒労に終わる。

少年が繰り返し同じ嘘をついたので、本当に狼が現れた時には大人たちは信用せず、誰も助けに来なかった。そして羊も少年も狼に食べられてしまった。

(教訓)
人は嘘をつき続けると、本当のことを言っても信じてもらえなくなる。常日頃から正直に生活することで、必要な時に他人から信頼と助けを得ることが出来る。

みにくいアヒルの子(アンデルセン童話)
(あらすじ)
アヒルの群の中で、他アヒルと異なった姿のひなが生まれた。アヒルの親は醜い姿の子どもに愛情を示さず、他の兄弟たちも違う姿のアヒルを仲間外れにして苛める。

辛い仕打ちに耐えられなくなったひな鳥は家族の元から逃げ出すが、他の群れでもやはり醜いといじめられる。しかし、いつの間にか大人になっていたひな鳥はそこで初めて、自分はアヒルではなく美しい白鳥あったことに気付く。

(教訓)
人を外見で判断してはいけない。他人と違っているからといって悲観することはなく、いずれ大成する可能性を秘めている。

こんな昔話がお薦めです。
●金のオノ・銀のオノ
●ジャックと豆の木
●赤ずきんちゃん
●蟻とキリギリス
●狼と七ひきの子ヤギ
●マッチ売りの少女
●かにむかし
●花咲か爺さん
●一寸法師
●スズの兵隊さん
●かぐや姫(=竹取物語)
●都会のネズミと田舎のネズミ
●安寿と厨子王丸

昔話で書かれていることは“正直者が救われる”“因果応報”“完全懲悪”などの教訓です。 これを通して良心や道徳心が育ちます。

口でいくら「優しい心を持ちなさい」「思いやりの気持ちを持ちなさい」と言ってもそう簡単にはこれらは育ちません。また、実生活では体験するのには限界があります。昔話を通して“人としてどう生きなければならないのか“を学ぶことができますよ。 

※この記事を書いた立石美津子さんの著書
(画像をクリック、またはタップでアマゾンへジャンプします)