[乳児・幼児]【絵本や本の選び方】ハッピーエンドと悪は倒される どっちを選ぶ?

【絵本や本の選び方】ハッピーエンドと悪は倒される どっちを選ぶ?

2015/09/11

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本屋に行くとお母さんが子どもだった頃にもあった絵本“狼と七匹の子ヤギ”“三匹の子豚”“赤ずきん”が売られています。でも、めくってみると“何だか話が違う”ことってありませんか。

確か“子ヤギを食べた狼はお腹に石を詰められ井戸に落とされて死んでしまう”だったのに“狼は子ヤギに謝りました。それからみんな仲良くいつまでも幸せに暮らしましたとさ”となっています。

でも、これですと“悪い行いをすると罰が下る”ことを学ぶことが出来ませんよね。

■昔話の原文は残酷です

(三匹の子豚)
煉瓦の家を作った末っ子の子豚だけが助かる。藁の家を作った長男、木の家を作った次男は狼に食べられて死んでしまう。

(白雪姫)
魔女に毒りんごを与えられて殺されかけた白雪姫は、王子との婚礼に魔女を招待する。 熱く焼けた鉄の靴を魔女に履かせ、死ぬまで魔女は踊らされた。

(嘘をつく少年・・・狼少年)
「狼が来た」と嘘をついて村人が驚き逃げ回る様を見て喜んでいた少年。本当に狼がきたときに助けをもとめたけれども、誰からも信じてもらえず狼に食べられてしまった。

(かちかち山)
化けた狸にお婆さんは食べられ味噌汁にされてしまう。それを飲んだお爺さん。残った骨を見て“婆様の汁”と知り悔やむ。悲しむお爺さんの元に兎がやってくる。兔は狸の背に火をつけ、火傷の治療薬だと唐辛子を塗り、最後は土で出来た舟に乗せて殺してしまう。

■曖昧な結末だと伝わらない

なんだかどれもこれも怖いですよね。 でも、これで残酷な大人になる訳ではありません。

悪いことをしたら徹底的にやられる“勧善懲悪”そして、人はよい行いをすればよい報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがある“因果応報”を学ぶことが出来ます。却ってこういうことを教訓として知らない子どもの方が怖いです。

読書は現実世界では体験できないことを疑似体験できます。そこで様々なことを学ぶことが出来ます。

生活に根差した生活絵本、キャラクターを主人公にした絵本、図鑑もよいのですが是非、昔話も読み聞かせてやりましょう。

その時は結末が曖昧にぼやかされているものではないものを選んでくださいね。

更に絵も目がキラキラのアニメチックな漫画系ではなく、お爺さんはお爺さんらしい肌の質感、背景に描かれている絵など本物に近い質の高いものを選びましょう。
 

出版社によっては読者からのクレームを恐れて“狼とヤギたちは仲直りしていつまでも幸せに暮らしました(『狼と七匹の子ヤギ』)”と結末を変えてしまっている絵本もあります。

子ヤギたちを食べてしまった狼を許す母なんているでしょうか?子どもだって“悪いことをしても後で謝れば許される“と思ってしまうかもしれません。

日本昔ばなしでも、イソップ物語でも、グリム童話でも古今東西、残酷な描写があります。でも、これで子どもが残酷にはなりません。出来るだけ原文に忠実なものを選びましょうね。

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