[乳児・幼児]【子育て】マナーやお行儀はいつから教える?

【子育て】マナーやお行儀はいつから教える?

2015/06/04

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子育てをしていると「もっと早くしつけていれば良かった」と思うことがあるのではないでしょうか。

人間は育ってきた環境において、生活習慣や行動がある程度習慣化されていきます。 自分は、その家庭の中で育ち、それが当然と思って育ってきたことが、社会人になってから「あれ、これって普通でないの?」と思うことがある人もいるでしょう。

長年の習慣というものは恐ろしく体に染みこんでいるため、大人になってから変えようと思っても、なかなか難しいことがあるものです。 また、大人になってから他人に間違いを指摘される人も多いのです。

子供に将来、そんな思いをさせないためには、幼少時から礼儀やマナーについて教えてあげるのが親のつとめとも言えます。

●食事マナーは小さい時が肝心

人間にとって「食事」は避けて通れないものですよね。 友達と食事に行く機会もありますし、人の前で恥ずかしくない食べ方をしたいものです。

まず、「いただきます」という言葉の習慣がない人。 一緒に食事をしても、いきなり食べ始めてしまう人がいます。 これは、小さい時に家庭で「いただきます」をいう人がいなかったからなのでしょうか。

そして、食事中に、音を立てて咀嚼する人。 親が食事中に気にしてなおしてあげなければ、将来もずっとこの食べ方でしょう。 本人にとっては、当たり前の食べ方でも、これでは一緒に食事する人の食欲も失せてしまうもの。 子供が外で恥ずかしい思いをしてしまうのです。

また、ご飯粒を残してしまう人。 これは育ってきた環境で違いますが「ご飯は一粒残さず食べるように」と教えられてきた子と、そうでない子では食事終了後の食器には違いがあるものです。

●行儀や礼儀は体で覚えてしまうもの

ある程度、大きくなってからでは、習慣化してしまった行動を直すのは難しいのです。 できるだけ早めに直してあげることが望ましいです。

子供によっては親が何度も言うことで、嫌がるかもしれません。 しかし、何度も言って体で覚えることができるようになるまで、覚えさせましょう。

子供が間違ってしまったら、とにかく何度も教えるのです。 子育ては根気も必要です。

「人に会ったら挨拶をする」ということに関しても、親が一緒だったら一緒に挨拶をさせます。 「どうして挨拶が必要なの?」と本人は思っていても、とにかくそうすることが当たり前と感じるまで教えましょう。

次第に、それが身について当然の行動として捉えることができます。

●子供の将来のためには家庭でのしつけも重要

学校では勉強を学びます。 また、社会性を身につけることもできるでしょう。

学校の先生達は、色々なことを教えてくれます。 しかし、マナーを教えるのは、やはり家庭です。 幼児のころはまだ何も分からないことだらけです。

スーパーの駐車場で走ったりしても、近くで歩いている親が「駐車場は車が来るから危ない」と教えることがなければ、子供達は理解しないまま過ごしていきます。 そして、いつか重大な事故に繋がることさえあるでしょう。

友達や親戚の家にいったときに、靴を脱いであがる時、子供が先に入って、親が後から子供の靴を揃えていませんか? これでは、子供は「靴を揃える」ということを知らずに育ってしまうのです。

まずは親が見本となって、子供に実際にやらせることが大切です。 何度も何度も教えると、自然に自分から出来るようになります。

こうして、親が教えて体に染みついたマナーは、きっと将来子供のためになります。

子供はどんどん成長していきます。 成長とともに、子供に必要なことを親が教えていきたいものです。

毎日を大事に、子供と一緒に過ごしてあげましょう。

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