[家庭のこと]初めてベビーシッターにあずける際の注意点と心構え

初めてベビーシッターにあずける際の注意点と心構え

2016/07/01

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保育園に通っていない子どもでも、ベビーシッターに預けたり、保育園の一時預かりを利用したり、また、ママの習い事やセミナー受講のための託児を利用することがありますよね。そんなとき、子どもが泣き叫ぶとどうしたらいいか困りますよね。

そこで今日は、「1人でできる子になる『テキトー母さん流』子育てのコツ」の著者の立石美津子が子どもを預ける場合の心構えをお話し致します。

■泣くのは当たり前と思おう!

毎日保育園で朝から夕方まで過ごしている子どもは慣れていますが、週に1回の利用やママが用事かある時だけベビーシッターや託児を利用する場合、子どもはめったに体験しないことなので不安になります。

まれに、いきなりどんな人に預けられても、どんな環境におかれても笑って喜んでいる子どももいますが、ほとんどの子どもは泣くものです。あなたの子どもが弱虫や引っ込み思案なのではありませんから心配無用ですよ。

むしろ、「ママのことが大好きで、親子の愛着形成がしっかりされているんだわ」くらいに思ってドーンと構えていましょう。

■やってはならない対応

●いつの間にかいなくなる
親自身がいくら子どもとの別れが辛いからといって、子どもが他の玩具に気をとられている隙に親が姿を消すことはよくありません。振り返ってみたらママが居なかったら子どもは相当ショックを受けます。子どもをしっかり見て「ママはこれから用事かあるから、迎えに来るまで楽しく遊んでいてね」ときちんとお別れの挨拶をしましょう。たとえ泣き顔でも頭では理解していますよ。

●気になっていつまでも立ち去らない
子どもの泣き声が気になってしまい、ママがいつまでもその場から立ち去らないでグズグスしていると、子どもも「もっと泣けば一緒に連れて行ってもらえる」と勘違いしてしまいます。また、ママの姿が見えるから泣いているのです。案外、親がいなくなった後はケロッとして機嫌よく遊んでいるものですよ。預けるつもりで連れて行ったのならばそこで引きずられてはなりません。

●罪悪感を感じている姿を見せる
「私の都合で預けてしまい子どもが辛い思いをしている・・・」などと罪悪感を感じて「ごめんね、よく我慢して待っていたね」なんて態度を示してはいけません。「楽しく遊べて良かったね、また遊びにこようね」とプラスの言葉をかけましょう。

■まとめ

罪悪感に苛まれたり、子どもとの別れ際が辛いのならば預けるのは止めましょう。もし、一時的にでも子どもを他人に任せる決心をしたのならば引きずらないことです。

それから、ママだって初めて行く場所や知らない人のところへ飛び込んでいくのは不安で勇気がいりますよね。子どもだって同じ心理です。その表現方法として泣いたりぐずったりするのです。なんとか泣き止ませようとしたり、機嫌よく行ってほしいと思うのはやめて“泣くのは当たり前”と構えていましょうね。

そして別れ際は「ママとバイバイするのは悲しいね。うんと泣いていいんだよ、泣いてすっきりしてから遊べばいいんだから」と子どもの気持ちを受け止めてあげる方がいいんですよ。

※この記事を書いた立石美津子さんの著書
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