[家庭のこと]子どもへの親の責任

子どもへの親の責任

2015/02/23

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人は今まで生きてきた中から自信をもってことを為し終えたことは何度でも思い出して嬉しさがこみ上げてきます。そうした経験をいくつも積み上げさせてあげると子ども達は自分のバランス感覚に自信を持てるようになり、責任をもってことが成せるようになります。

それには周囲の大人たちや親が上手く工夫を重ねてやることが大事です。 子どもの得意な分野や興味関心が高い分野だけでなく、何事につけても愉しさを見いだせる子どもに育てることが大事です。それには親が子どもの前に立って方向づけてやろうとするのではなく、子どもの一歩後ろに下がって控え、子どもが確認したくなるときに聞き手になってやることです。

子どもが知りたそうに思っているときに、しっかり自分の経験上の思いを話してやり、子どもが成功した時の嬉しさ、発見の喜び、失敗した時の残念さ、努力することの辛さ、などの感情を親はしっかりわかってくれているな、と安心させてやることです。

それが親の役目であり、良いも悪いも既にやってきたことの確認を現在完了として深めてやることが親の責任なのです。

「だから失敗するのだ」とか「どうしてそんなことができないんだ」とか、挙句の果てには「お父さんもお母さんもそんなことは簡単にやってきた」と責めるのではなく、「だからこうしよう」とか「なるほどここをこうしたんだね、すると上手くいかなかったんだね、残念だったね」と子ども自身の発見や意欲を湧き立たせ、親が失敗も成功も含めて自分が開いていく未来を確認し、未来には喜びがあると感じさせることが親の責任です。

つまり子どもが慎重に全体を見て自分を位置づける喜びを見つけることができれば、バランスがとれる、限度をわきまえる愉しさがわかる子どもに育ちます。

責任感の強い子に育てたい、と親は皆考えます。無責任な子どもで良いとはどの親も思ってはいないでしょう。学校でも家庭でも自分の分担の部分を決められた通りに果たせない子は責任感の無い子どもとされてしまいます。そういう子どもは、自分なりに責任を果たした後の安らぎをしっかり胸に抱けていません。 責任を果たさなかった事を、なじられたり、批難されたりしても、自分は信頼されていないんだ、自分はそういう子なんだ、という思いだけが強く残り、無力感ばかりが根付いてしまいます。