[家庭のこと]子どもとのコミュニケーションが苦手な親へ

子どもとのコミュニケーションが苦手な親へ

2015/02/02

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要するに教育とは、「この花なんの花」と訊いてから、庭に植えて木札を掛け、水をかけるまでの過程そのものが家庭での教育であり、親子のコミュニケーションなのです。

途中で会話の方向が変わっていくかもしれません。しかしそれが思いもよらぬ方向であっても、そんなことはどうでもよく、親のありのままの姿で「ことばのやり取り」をすることです。何かを教え込もうとせず、言葉のキャッチボールの中に「心の響き」を感じ取っていけば良いのです。子どもは親の「言葉の響きや弾み」に感動し、それが子どもの心を豊かにするのです。

「知らないわ」と丁寧に応えると、子どもとの距離が縮まります。「よく気づいたわね!」と言って褒めてあげると、子どもはこれを機会にもっともっとお母さんに訊いてみようと思い、注意深く自然を観察する気になります。

むきになったり、教え込もうとしたり、叱ったり、命令したりする会話でなく、「お母さんそんなこと知らないの」と子どもは馬鹿にするような口調で言いますが、子どもは本気で言っているわけではなく結構楽しんでいるのです。小さなことで叱らず、腹を立てず、気にせず、堂々と受けて立つことです。親の心が小さいと子どもも小さく育ってしまいます。

「お父さんのように立派に」などと身近な親や祖父母の大成功談を聴かせると、子どもは精神的負担が大きくなり、耐えられなくなります。親として子どもを奮起させ、親を乗り越えてほしいと思うのでしょうが、これは親の欲でかえって会話は弾みません。たとえ作り話でも失敗談を上手に使って楽しく会話する方が、楽しさを教える家庭教育になります。