[家庭のこと]子どもを褒められない親

子どもを褒められない親

2014/08/22

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これに対して教師は他人なので客観性を持って見ることも出来ます。更に学習塾の場合、週に1度しか会わないので変化に気づきやすいのかもしれません。
 
だから、これらの気づきを声に出して保護者に伝えます。

「○○が出来るようになりました」「自分で道具の出し入れ片付けが出来るようになりました」などなど。
 
しかし、ここで親からは衝撃の言葉・・・折角、私が褒めたのに子どもがいる目の前で無神経に「そんなことないです」「いえいえ、家では散らかし放題です」と否定。
 
謙遜の美徳なんて子どもには通じません。目の前で大好きな親から否定された傷は深く残ります。やがて「自分には価値がない」という自己否定の思考回路が出来上がってしまいます。
 
2011年3月の文科省が行った「高校生の心と体の健康に関する調査」抜粋(http://resemom.jp/article/2012/08/22/9402.html)
 ↓
自分自身をどう思うかについて
「私は価値のある人間だと思う」と回答したのは、日本36.1%に対し、米国89.1%、中国87.7%、韓国75.1%。「自分が優秀だと思う」と回答したのは、日本15.4%に対し、米国87.5%、中国67.0%、韓国46.8%。そのほかの自己評価に関しても米国や中国、韓国の高校生と比べるとすべての項目について低く評価。つまり、日本の高校生は、米国や中国、韓国と比べ自己肯定感が低い。

何故、こんな結果が出てしまっているんでしょう。これは幼児期からの否定に他なりません。更にたとえ他人から見てどんなに出来が悪くても「あなたの存在だけで十分」「今日も元気に生きているだけで周りを幸せにしている」こう思ってみてはいかがでしょうか。
 
「自分自身は価値がある」「自分が好き」でいられることは困難を切り開いていくための大きな力、財産になります。
 
他人が評価してくれているのに否定するなんてこと是非、しないでくださいね!

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2024/04/25 更新