[学習全般]読み手に伝わる感想文の書き方のコツや視点の置き方

読み手に伝わる感想文の書き方のコツや視点の置き方

2015/07/15

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「感想文の上手な書き方」としては、決まったフォーマットがあります。

まずは、感想をかくための対象物(本、映画、記事など)の内容をきちんと把握することです。

ここを自己本位に解釈してしまうと、そのまま自己本位な感想文になってしまうので、極力自分の思い込みを入れずに、作品をそのまま理解するよう努めると良いです。

そのコツは、対象物・作品の作り手が最も意識したポイントはどこか、に観点を移すことです。

作者が何を伝えたいのかをイメージすることで、客観的な理解が深まりやすくなります。自分自身であればこう感じる、自分自身であればこう考える、というふうに、ご自身と作者との異なる部分を認識して取り組むと、勧めやすいです。

次に、自分が印象に残った部分、感銘を受けた部分をハッキリとさせることです。

曖昧なままでは、感想文を書いてまで読み手に伝える意味がありません。自分がなぜ、その作品を文章に残してまで伝えたいと思うのかを意識しましょう。

「自分が感想文を書きたいわけではないけれど、課題で・・・」という方も、多いかもしれません。(そういう方のほうが多いことでしょう!)その場合も、作品と何故出会ったのかについて考えてみましょう。必ず、自分にとっての成長ポイントが含まれているはずです。せっかくさ感想文を書き、対象物と向き合う機会を与えられたということを無駄にしないことが大切です。

人間は、「無駄だ」と感じるものに対しては脳が働きにくくなっています。「この感想文を、自分の成長の糧にしよう」という意識で取り組むことが、結果的に良い感想文を速く書き上げることに繋がります。

この2つの点を押さえるだけでも、ある程度の型の決まった感想文は書けます。更に内容を深めたい場合は、以下のようにします。

共通する内容・話題について掘り下げた知識を得るために、同じような文献や、インターネットの記事、映画などを数点で良いので調べてみましょう。そして対象とした作品と共通するところ、しないところを探すのです。

その際、特に共通していないところに着目します。同じような題材を扱いながらも何故差異が生まれるのか、考えてメモ帳などに記述してみると良いです。単に引用するよりも、グラフなどを読み取る時のように「違い」に着目することで文章に奥行と幅が生まれやすくなります。

自分の心に触れやすい記事や書籍を探すことがポイントです。心の針が振れると、文章が書きやすくなります。

そこに、また上記でしたように、自分の意見を取り入れていきます。

メモを取った内容と、自分の考えと、対象とする作品との関わりをまとめ上げていく際には、一度に本番の原稿用紙に書くのではなく、(それが出来るなら構いませんが)別の紙に細部の構造をまとめてから全体像に当てはめるのがやりやすいでしょう。

そして膨らんだ文章が出来てきたら、再び、全体像が「本題とずれていないか」を確認します。細部を一生懸命に書いているうちに、全体が逸れてくる、なんていうこと、日常生活の会話などでも良くありますよね。

それと同じことが起きないように、原点に戻りましょう。対象となる作品を書いた作者が言いたいことは何なのか、それに対して自分はどう感じたのか。この軸がブレないように、行数と中身が増えれば増えるほど、チェックを意識しましょう。

指定文字数まで感想文を膨らませるという作業が苦手な方もいらっしゃると思います。そういうときのために、頭の中に「リンク」を作っておきましょう。

忘れてしまうようであれば、メモ用紙に書いても構いません。この話題からは、他にこういうワードが出てくる。こういうフレーズで言い換えることができる・・・などと、ストックしておくのです。

そのようにすることで、苦痛なく自然に文字数を増やすことができます。

出来上がった感想文は、余裕があれば自分で音読し、不自然な部分があれば直しましょう。感想文に限らず、文章というものは、自分一人で完結していても、意外な盲点があるものです。

それは「こういう部分が素晴らしい!」という、良い意味でも起こりえますし、「ここはわかりにくい」という、マイナスな意味でも起こりえます。あくまでも客観的な意見として、第三者に読んでもらうという作業も取り入れると、より精度の高い感想文が出来上がることでしょう。

以上が、「感想文の上手な書き方」の自分なりのコツとなります。是非夏休みの課題や、必要な際のご参考になれば幸いです。 

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