[学習全般]【漢字と文章の学び方】子どもの覚え方の常識を活かした勉強法

【漢字と文章の学び方】子どもの覚え方の常識を活かした勉強法

2014/02/12

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“教育”の仕事に従事している人は生身の人間を相手にしていることなので、日々、より良い授業内容、指導法に向けて変わっていかなくてはなりません。しかし、残念なことに教師という人種ほど頭の固い人はいません。
今日は漢字について少しお話したいと思います。
 
さて、次の4種類の文字、どれが子どもにとって易しくてどれが難しいでしょうか。
 
あ・中・虫・蟻
 
2歳の文字を全く読めない子どもたちを集めて実験しました。例外なく、「蟻」の漢字をよく覚えます。この結果はよく考えてみればわかります。「ひらがな」は表音文字、つまり一字一字音を表すだけで意味そのものを表していない単なる記号だからです。

「あ」と見せられても色もなければ形もない、何か具体的に頭に浮かぶものではありません。従って、記憶に留めにくいのです。
 
これに対して漢字は表意文字、意味のある文字です。「蟻」と見ると、子どもは頭の中に実物のあの黒くて小さい「蟻」を想像し、記憶に留めることが簡単にできます。
 
同じ漢字でも「中」はどうでしょう。画数は少ないので小学1年生で習いますが「コップの中」「部屋の中」と掴みどころがありません。これは記憶にとどめにくい漢字です。小学校1年生で習う「上」「下」「左」「右」などの抽象的な概念を表す漢字は覚えにくいのです。
 
「虫」はどうでしょう。「中」よりはイメージが湧きますが、「虫」という名前の虫はいませんから「蟻」のようにパッとイメージできないのです。
 
ですから「蟻」という漢字が一番子どもにはわかり易いことになります。