④換金性
ではまず、換金性のところから説明しましょう。
「追加型」というのは、最初にその投資信託を設定した後、いつでも追加してその投信に投資することが出来る、というものです。もちろん、最初に買わなかった人でも途中からいつでも買えます。
このタイプのものは、解約も、いつでもできるのが普通です。一定期間、解約できないものも中にはありますが、基本的には解約も自由です。
「追加型」の逆は「単位型」と呼ばれます。これは、設定の時に資金を募集し、満期まで追加も解約もできないものが多いですね。
「追加型」のことを「オープン」「単位型」を「ユニット」とも言います。
一部の公社債投資信託には、解約を言うと、翌日キャッシュになるものもありますが、ほとんどの場合は株と同じ4日目受け渡し。海外の投信などの場合は5日目、というものもあります。
⑤投資対象
投資信託には「株式投資信託」と「公社債投資信託」の2種類があります。その名の通り、株式を組み入れることができるのが「株式投信」、株式は入れられず、公社債だけで運用するのが「公社債投信」ですね。
リスクを考える時は、株式投信のほうが、公社債投信よりリスクが大きいです。これは当然でしょう!
しかし・・・。
実は、この表示は実際と異なっている場合があります。株式を一切入れるつもりはないのに、「株式投信」の形をとっているものが結構あるのです。その理由は、制度上の理由からです。
実は「公社債投信」を名乗るものは、元本が割れていると、分配金を出してはいけない、というルールがあるのです。公社債型の投信といっても、債券市場の動向によっては元本を割れる局面が実際にはあります。そうしたときにいちいち分配金が出せないと「毎月分配」とか「毎期分配」とかを謳うことができないので、形式だけ「株式投信」の形をとっているわけです。
投資家は「毎月分配」とかいう言葉に弱いですからね。
ですから、表紙には「国内/株式」と書いてあるのに、中身を見ると「株式は原則として組み入れません」なんて書いてあるものが出るわけです。
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2024/11/21 更新