その原因というのは、「太陽黒点の増減」だったのです。
当時、この説は、
「そんなアホな・・・」
という感じで、全く相手にされませんでした。
太陽黒点、というのは、太陽の表面上に現れる黒点です。太陽活動が活発になるとその数は増えるとされ、その数は、ほぼ11年周期で増えたり減ったりしています。
しかし当時は、
「なんで、太陽活動と景気循環が関係あるのよ(嘲笑)!」
が大多数の意見だったのです。
ジェヴォンズは、この説が認められないまま、体を壊し、引退しました。でも、人生は皮肉なもので、それから2年後、健康のためにしていた水泳中に事故死してしまったんです!
しかしその後、100年経って、篠原先生はじめ、三菱UFJ銀行の嶋中氏ら一部の学者が、太陽黒点と経済活動の関連性を主張し始め、いまやこの考えは一般的になったと言えます。
太陽黒点の数が増えると、結果として地球の温度が上がり、そのことが経済活動に活性化させる、というのが、一つの通説となりつつあるのです。
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2024/11/23 更新