2014年の日経平均は、2012年の23%、2013年の57%に続き、7%(1159円)上昇した17450円となり、3年連続で上昇しました。
2015年の日経平均の高値は21000円程度が市場コンセンサスであり、昨年末の終値を20%(3550円)上回る水準です。
以下では、2015年の日本株相場を占う上でのキーポイントを取り上げ、市場コンセンサスの妥当性を探りたいと思います。
日経平均予想レンジ17000円~21000円の妥当性
主要証券会社の2015年日経平均予想レンジは17000円~21000円程度であり、米国の景気回復や円安、原油安、金融緩和などを追い風に強気な見方が大勢を占めています。
ただ、この予想レンジは日経平均の来期予想EPSを今期比10%強増益の1225円とし、リーマンショック以降のPERレンジ14~17倍を【株価 = EPS(業績)×PER(人気、成長性)】に当てはめたものに過ぎません。
したがって、今後は時間の経過に伴って生じる「市場の重要な材料(リスク要因)」をいち早く察知し、それが株価をどのように変化させるかを分析する必要があります。
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2024/11/22 更新