相談会を開催すると、よくある相談の一つが
「耐震診断をやってもらったのですが、地震に弱くて・・・・耐震工事か建て替えか迷っているのです。」
築40年ぐらいのお家を現行の建築基準法で診断すると
耐震の評価は0.3~0.5ぐらいが多いです。(1.0が合格です)
家全体の耐震工事となると、結構な金額が掛ります。
家の大きさによりますが、300万円以上掛る場合が多いです。
お施主さんとしては、300万円もお金を掛けて、工事の時間を掛けて工事をしても
耐震性は良くなるが、暮らし方はそれほど変わらない。
(耐震リフォームだけの場合です)
この工事が評価されるのは、大きな地震が来た時ですから
「本当にこの金額を掛けて、工事することに意味があるのだろうか?」
と疑問に感じてしまうのです。
ちょっとだけ建築士らしい話をしますね。