住宅[373]

最近よく聞くコーポラティブハウスとは?

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執筆者:竹下 啓子

コーポラティブハウスとは、一度は聞いたことがあるのでないでしょうか。
希望者が集まり、共同で土地の購入から設計者の選定、施工者の選定までを行い、希望通りの住まいにした集合住宅です。

共同で作り上げる過程で、住む人たちのコミュニティが生まれ、安心して暮らせる生活の基盤がつくられ、近隣関係も良好なものとなります。一区画に住宅を建て、空間に共用の庭や通路を配したり、またはマンションにしたりと様々な形が考えられます。間取りやデザインが自由になることは、コーポラティブハウスに住みたいと思う方の最大のメリットなのではないでしょうか。
内装もある程度は自由になります。(戸建住宅ではなく集合住宅としての法律は満たす仕上材となります)

そして、コストを下げることができます。
どの程度かというと、注文住宅が建売住宅価格くらいでできるというイメージです。容積率をめいっぱいとれる入居希望者が集まれば、マンション価格の10%~15%くらい安い価格になることも有り得ます。ただし、いいことばかりではありません。

打合せをするのは家の中だけではなく、共用部分の合意や管理運営の取り決めなど、皆で話し合い決定していくことも重要です。その手間暇をかけてこそ納得のいく住まいが得られます。

そして、もう一つ、将来売却をお考えのある方は注意が必要です。
個人的に希望通りの家は、他の人も魅力的かというと必ずしもそうではありません。ライフスタイルに合わないということが多いため、売却には時間がかかる可能性もあります。

コーポラティブハウスを手掛ける事業者さんも多くいらっしゃいます。ある程度建物の外皮が出来上がっていて、専有部分のみフリーデザインが可能です。住みたい街や建物の規模などが合えば、気軽に参加できるコーポラティブとして魅力的です。

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住宅総合ランキング2024/03/27 更新

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