コーポラティブハウスというのも皆さんご存知でしょうか。
直訳すると「共同の家」となるのですが、一体何を共同でするのかというと、それは「共同で住むことを考える」なのです。
共同で住む家というものには、小さいものだと2世帯住宅、大きなものでマンションや集合住宅のようなケースが考えられると思います。コーポラティブハウスというのは、集合住宅のように多くの世帯が集まって住むようなケースで、事前に住人同士が集まり、建物の全体計画を建築家などの専門家を交えながら決めていく建築方式です。
話し合いが始まる時点では土地には何も立っておらず、そもそもそのような話し合いで住まいを求める住人を集めるところから始めなければいけません。
住人が既に集まっているような場合でも、そこから始まる設計は互いの利害関係を調整した上で、コストや建築法規などの計画全体とのバランスも図らなければなりません。当然長い年月がかかります。
こんなに「大変な」コーポラティブハウス、一体どんなメリットがあるのでしょう。