リフォームの見積り金額で特出すべきは、「①解体工事」や「②廃材処分費用」が計上されていること。リフォームの場合は、残す部分もあるので解体作業は手作業になり、その分、割高傾向にあります。
更に、水道、電気、ガス工事も、既存の配管の状況に合わせての作業になるので、既存の配管の撤去+既存配管との接続+新規に配管を設置という作業があり、新しくキッチンを設置する場合と比較すれば割高になっています。
新築よりもリフォームの方が安いと思われがちですが、坪単価で評価すると違う場合も多いですね。
そして、⑨諸経費(10%)も侮れません!
ビルダーによって割合設定は違うものの、リフォーム工事では新築よりも大目に計上される場合があります。
それは、リフォーム工事の現場管理は四六時中現場に張り付いていないといけない場合もありますし、なにより、築年数が経っている物件ほど「建物に歪み」が出ていたり、解体してから想定外の納まりだった場合に、この諸費用の金額内で「なんとかする」ことが多いのです。
一見、どんぶり勘定に思われがちですが、リフォームは壊してから何が起こるか分からないだけに、こういった予備費が必要なのです。
「明瞭会計がイイ!」という方は、この諸費用の項目を実費精算して頂くと良いのですが、何が起こるか分からないリフォーム現場・・・コストダウンに繋がるか否かは、もはや運としか言えないかもしれません。
このように、建築のコストは、ひとつひとつの作業の費用を積み上げたものです。
リフォーム工事は、更に見えない費用があるので注意が必要ですよ(^-^)
キッチンのリフォーム工事の期間は、約一週間★工事スタートのタイミングを見計らうのも大事な作業ですね。お子さんがいるなら長期の休みに充てるとストレスも少ないかもしれませんね!