スーパーに子どもを連れて行くと疲れませんか?走り回ったり、あれこれ商品をいじったり、勝手にお菓子をかごにポイポイ入れたり。買い物に凄く時間がかかってしまいます。
そこで、今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が子どもと買い物をする工夫についてお話しします。
スーパーに行くとピンクやブルーの子ども用の小さな買い物かごが置いてありませんか? あれってちょっと困りものですよね。
スーパー側は「ママと一緒にお買い物をしましょう」のつもりで置いてあるのかもしれませんが、実際はお菓子売り場にそれが置いてあったりします。すると、子どもはそのカゴをさっと取り、そこにポイポイ好きなお菓子を入れ始めます。ちょっと“ありがた迷惑なカゴ”です。
これにより「今日はお菓子を買わないって約束したでしょ!」の親子のバトルになるわけです。
説得して、やっと元の位置にお菓子を戻させることに成功したとしても、今度はレジ横に飴やらガムやらが置いてあります。スーパーは最後の一押しで売り上げを上げようとする戦略なのでしょう。ここでまた「買って!買って!」の地べた泣きをされて、周りからは白い目で見られてしまいます。疲労困憊ですよね。
こうなると毎回のお買い物でママは疲れてしまいます。でも、子どもにとっては通路が広く色んな刺激があって、お菓子も置いてあるスーパーはとても魅力的な場所なんです。だから、連れて行ってほしいのです。
出かける前に約束をしましょう。いわば予防策です。事が起こってから「ダメ!止めなさい!」と叱ってもなかなか言うことを聞いてはくれないからです。
「スーパーはみんながお買い物をする場所だがら、公園のように走ってはダメだよ」 「今日は夕飯の材料を買いに行くよ。だからお菓子は買わないよ。夕飯はカレーライスだから一緒にお買い物を手伝ってね」
このように事前に約束をして出かけましょう。お店に入ったら子ども用の小さなカゴを渡しましょう。そこに人参、ジャガイモ、カレールーなどを入れさせましょう。
お買い物の場では色々と学ぶことができます。新鮮な野菜の選び方も体験できます。賞味期限や消費期限の見方も教えると日付の感覚も付いていきます。
それから、たまにはお楽しみとしてお菓子を買ってあげましょう。そんなときは「今日はお菓子も買おうね。300円以内で好きな物を選んでいいよ」と言うのです。値札を見て必死で子どもは考えます。算数の体験がここでできますね。
子どもにとっては楽しいスーパー。ママが疲れないためにも上手に買い物の体験をさせましょう。幼児期から体験させていると、小学生になったときに「納豆、牛乳を買ってきて」と一言頼めばできる子どもに育ち、ママもきっと楽ができますよ。
※この記事を書いた立石美津子さんの著書
(画像をクリック、またはタップでアマゾンへジャンプします)