教育[725]

子どもが自信を持つ言葉 自信をなくす言葉

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執筆者:門衛 教育運営チーム

あなたはお子さんに、どんな言葉を贈っているでしょうか? お子さんは、あなたにどんな言葉をかけてほしいと思っているのでしょうか?

子どもにもっとかけたい言葉と、どのように声をかけるのがベストなのかを確認しましょう。

「どんなあなたでも好きよ」

受容言葉:そのままの姿を認めて自信を持たせましょう
責任感が強く、周囲に気を配りながら、しっかり子育てをしているお母さんです。ただ、周りの様子を敏感に察知し、その状況に左右される傾向があるため、他の子どもと比較したり、世間の価値観のもとに「○○ができる子になってほしい」「○○してくれたらうれしい」と求めてしまいがちかもしれません。

するとお子さんは、あなたの望むいい子になろうと無理をして、疲れてしまう可能性があります。 ありのままのお子さんを認め、受け入れましょう。「そのままのあなたでいいのよ」「どんなあなたでも好きよ」と、受け止めることで、お子さんは「自分はこれでいいんだ」と、もっと自分を好きになり、自信を持てるようになります。

頑張ったね

誉め言葉:今できることを褒めてやる気を促しましょう
しっかりとした信念を持って子育てをしているお母さんです。物事を冷静に判断し、落ち着いて対処する力もあります。

ただ、理想を求めるあまり、子どものできていない部分に目が行きがちで、つい「まだここができてないよ、頑張りなさい」と指摘することが多いのではないでしょうか。するとお子さんは、「頑張ってるのに」と、次第にやる気をなくしてしまうかもしれません。

お子さんの今の頑張りを認めることが大事です。「頑張ったね」「よくここまで1人でできたね」「すごいね」と褒めた後で、この先どうすればもっと上手くできるようになるのかを教えましょう。お子さんは、あなたに認めてもらえた嬉しさで、やる気を持って行動できるようになるはずです。

大丈夫だよ

安心言葉:チャレンジする力を身につけさせましょう
周囲の状況に合わせて対応できるお母さんです。子どもの様子もよく見ているので、わずかな変化にも気づくことができるでしょう。

ただ、周りに影響を受けやすく、その都度不安を感じたり心配する傾向があるため、お子さんに対して「大丈夫かな?」「やめたほうがいいんじゃない?」「心配だなあ」などと、言いがちかもしれません。するとお子さんにあなたの不安がうつり、何かやろうと思っても行動できなくなる場合があります。

まずは、「大丈夫だよ」「きっとできるよ」「見てるよ」と伝えましょう。あなたの言葉に安心して挑戦する力を身につけられれば、何事も最後までやり遂げることができます。お子さんの可能性が広がっていくでしょう。

楽しいね

共感言葉:子どもの気持ちに寄り添いましょう
おおらかなお母さんです。細かいことをうるさく言わないので、お子さんはのびのびふるまえているはずです。ただ、そんなお子さんの姿に安心し、お子さんの変化を見逃したり、気持ちに気づかないことがあるかもしれません。

するとお子さんは、自分の気持ちをわかってもらえず寂しい思いをすることでしょう。お子さんが何を感じているのか、様子をよく見て話に耳を傾けてください。お休み前におしゃべりタイムを作るのも良いでしょう。

「それは楽しかったね」「怖かったね」など、共感の言葉をかけていけば、お子さんは、気持ちをわかってもらえた満足感で、思いをより素直に表現できるようになるでしょう。

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