教育[725]

子どもに謝らせる前に親が知っておきたいこと

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執筆者:立石 美津子
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子どもが牛乳をこぼしました。

「“ごめんね”は!」すかさず飛んでくるお母さんの罵声。
 
子どもがテーブルに御飯をこぼした時「ごめんなさい」と直ぐに謝らせる親。

お母さん自身がお茶をこぼしても謝ることはしないのに子どもに謝罪させるのはどうなのでしょうか。
 
ファミレスでバイト中、お客さんの前でコップを割る、水をこぼして衣服を濡らしたのならば謝るのは当然です。でも家で牛乳をこぼした時「ごめんなさいは?!」と怒るのはどうでしょうか。
 
この「ごめんなさい」は一体何に対して言っているのでしょう。牛乳に対してですか、お母さんに対してですか。お母さんのためにこぼさないように飲んでいる訳ではありません。少し違和感を覚えます。
 
受験に失敗して「お母さん、ごめんなさい」と謝る子どももいます。

それから、犬や猫の足を踏んでしまって「可哀想」はわかります。でも命のない食器に対して「コップさんが割れちゃって可哀想」と擬人化して意思があるかのように言うのも変。子どもを一人前扱いしていないのでよくありません。

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