子供の歯は乳歯から永久歯へと生え変わります。
歯が抜けた時は、永久歯が生えることなのでとても喜ばしいこととも言えます。
そして、その抜けた歯をお父さん、お母さん達はどうしているでしょうか? 投げる?捨てる?取っておく?いろんな選択肢がありますが、皆さんはどうしているのかまとめてみました。
「子供の抜けた歯を投げる」という風習について、聞いたこのある人も多いでしょう。また「小さい時に投げていた」という親世代の人も多いかもしれませんね。 これは、自分が住んでいる地域や保護者の方のやり方の違いもありますが、どういったものなのでしょうか。
まず、どうして子供の抜けた歯を投げるかというと「おまじない」の意味があります。 新しい歯が丈夫に生えてくるようにという親の願いが込められているのです。
投げる方法は、上の歯が抜けた時は屋根から下に、下の歯が抜けた時は屋根の上の方に投げるというものです。
親世代の人は実践したことのある人が多いようですが、現在では半数の人しか実践していないという調査結果もあるようです。
それには現在の日本の住宅事情も関係しているような気もします。 今では、マンションやアパートなど集合住宅が多く見られますよね。 特に都会では、一戸建てよりもそういった集合住宅に住んでいる場合、なかなか高層階から子供の抜けた歯を投げるのが難しいでしょう。
下の家のベランダに入ってしまう可能性もあります。 子供の成長を願って、こうしたおまじないをしたいとは思っていても「投げる場所がない!」ということから、昔ながらのこうした風習を実践する人が少なくなってきているのかもしれませんね。
また、近隣の国アジアでも歯を投げる風習があります。 投げる場所などの詳細については多少の違いはありますが、こうした子供の成長過程での風習についてはどの国も親の気持ちは一緒なのですね。
前述のように、住宅事情などで「おまじない」をしたくてもできない場合は、「取っておく」か「捨ててしまう」という選択しかないようです。
おまじないなど関係なく捨ててしまうという親も中にはいるようです。
しかし、乳歯はそれまで子供の成長に一役かっていた歯です。 乳歯が生え変わるのは6歳前後と言われていますが、その間子供の食事の時に子供とともに生きてきたと思うと、捨ててしまうのも何だか残念ですよね。
そう考えると「保管する」という選択の方が良さそうな気もします。 実際、半数ほどの人は保管するという選択肢を選んでいるのです。
でも、どうやって保管したらいいでしょうか。 保存する時には、汚れを取って保存するのがいいでしょう。 取らずに保存すると衛生面で良くありません。
また、今では歯を専用に保管するケースが販売されています。 かわいいものも売っているので、 子供の成長の記念に衛生的に気をつけて保管しておくのもいいですね。
歯医者さんで抜いてもらった場合、こうしたケースに入れて渡してくれることもあります。