近年、子供達の運動能力が衰えていることが問題となっています。 「うちの子は私に似て運動音痴なの」なんて考えて、無理にスポーツを させない保護者の方も増えているでしょう。
しかし、運動神経に関しては遺伝がすべてではなく、 運動神経が普通程度の場合はそれを引き伸ばしてあげることも可能となっています。
つまり、親の気持ちの持ち方で子供の能力が開花していくことはよくあることなのです。 また、子供に運動をさせることは、子供の成長にとって良い役割を 果たしており、知能とも密接に関係しているようです。
では、具体的に子供が運動をすることでどんなメリットがあるのでしょうか?
一人で行う競技、団体で行う競技にもよりますが、 人との関わりは絶対あるのがスポーツです。
もしスポーツクラブに入っていたら、そのクラブの友達や 先輩、コーチや友達の親など、同世代の友達から目上の人と関わることも多々あります。
敬語を使うことも覚え、礼儀を知ることにも繋がります。 また、小中学校に進むにつれて、試合で遠方に行く場合は 親と離れて行動することも増え、精神的に大人へと成長していきます。
スポーツとは運動神経がいいだけでは上手になりません。 ルールを覚えたり、チームメイトとの連携で成り立つものです。
個人競技だとしても、勝負事となると勝つためには自分のプレイの 分析なども行うことが必要になります。 また、試合の時は自分で状況を判断してのプレイをその都度行います。
そのため、こういった瞬時に状況を掴み動く判断能力は将来に必ず役に立つものと言えます。
スポーツを始めさせる理由として「内気な子供に友達を作ってあげたい」という 保護者の方もいるかもしれません。
スポーツ少年団やクラブ、部活では、同年代の子供と一緒に過ごすことが 多くなります。学校では、同じクラブや部活の子供達と一緒に過ごすことが 多くなったりして、たくさんの友達ができることにも繋がります。
また、同じ目標に向かう同志としても、長く付き合えることが多いです。
運動をすることで、体が丈夫になることは言うまでもありません。 また、成長時には適度な運動が必要と言われており、 子供達の様子を見ているとスポーツをしている子供の方が、 身長など成長が早い様子がうかがえます。
特に男の子はスポーツによるジャンプ等で身長が伸びるという メリットも持ち合わせています。
スポーツクラブや部活に入ると、練習する日が多く毎日の生活にメリハリが出てきます。 また、中学校くらいになりますと運動部は毎日の練習に加え、週末の試合等で毎日のように忙しいでしょう。
それと同時に学校の勉強もこなしたりしていき、時間の使い方が上手になっていくこともあります。 自分でスケジュールを把握して、勉学にも時間をかけるなど、自分で管理をする癖がつきます。
子供達は将来必ず自立していきます。 いつまでも親が子供のスケジュールを管理できませんよね。 スポーツを通して、自分のスケジュールを把握することは、今後社会に出た時にも役立つとも言えましょう。