教育[725]

習い事の選び方 幼児期・幼少期の習い事選びの基準

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執筆者:立石 美津子

子どもが2歳くらいになると「そろそろ習い事を何かさせた方がいいかな?」と思うお母さんも多いのではないでしょうか。でも、一体どんな基準で選べばよいのでしょうか?

■ためになるかではなく、好きかどうか

スイミング、幼児教室、ピアノ、体操教室、公文、そろばん、親にとっては魅力的な習い事がたくさんありますよね。

親にとっては子どもの将来のため“これこれこういうものを身に付けさせたい”の思いや目的がありますが、子どもにとっては遊びも習い事もお勉強も境界線がありません。

子どもが電車で遊んでいるのに「積木で遊びなさい」と強要はしませんよね。これと同じで習い事も子どもが興味を持ったやりたいことをやらせてあげましょう。

“ためになるか”ではなく“好きかどうか”で選びましょう。

■子どもがやりたがっているもの親がやりたがっているものどっちが優先

どんなに親から見て価値がある習い事でも、子どもにやりたいものでなければ身には付きません。“好きこそものの上手なれ”です。

■苦手を克服させるため、得意なことを伸ばすため

黙々とお絵かきばかりしている子。そんなとき親は「うちの子は絵ばかり描いているわ。運動が苦手だから運動系をやらせよう」とつい思ってしまいます。でも、苦手なことをやらされたら嫌な思いをして益々苦手意識を持ってしまいます。

お絵描きが大好きだったらお絵描き教室に通わせてあげましょう。

大人だって運動苦手なのに「テニスやりなさい」「登山に行きなさい」と言われたら嫌ですよね。これと同じですよ。

■お友達に釣られない

親しいママ友の子が何か習い事を始めると真似をして一緒に通いたくなります。共通の話題もなくなり、なんだか一人取り残される気がしてしまいます。

でも、我が子のための習い事。“よその家庭はよその家庭の方針、うちはうち”です。“誰かが始めたからうちの子も“の考えは勇気を持って捨ててしまいましょう。

■習い始めたが嫌がった場合

子どもがサッカーやりたいと言って始めたけれどもと途中から嫌がる場合があります。

こんなとき「あなたがやりたいって言ったんだから途中で投げ出すなんて許さないわよ」と言うのはどうでしょうか。確かに“嫌なものは逃げることが出来る“辞め癖”が付いてしまうような気がします。

でも、別の面から見たら“嫌なものは嫌!”とちゃんと自分の意見を持てているのです。

また、入会金や道具代がもったいないかもしれませんが、嫌がっているのに続けても身に付きません。身に付かないどころか大嫌いなものになってしまうリスクがあります。お金と時間かけて嫌いにしてしまっては意味がありませんよね。

親側に“辞めさせる勇気”“諦める勇気”が必要ですよ。

あれもこれもやりたくなりますが、まず子どもが興味を持ったものから始めましょう。時間やお財布とも相談しましょうね。習い事のためにお友達と遊ぶ時間がなくなったり、食費を削ったりしていてはなんだか本末転倒ですからね。

【あわせて読みたい】

>>【幼児期の習い事の数】習い事は何をいくつくらいさせればいい?

※この記事を書いた立石美津子さんの著書

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