教育[725]

絶対にやってはいけない大学選び

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執筆者:門衛 教育運営チーム

大学を決める際に、皆さんはどのように決めますか?様々な理由があるかと思います。「一人暮らしは経済的に厳しいので家から通える大学」「教わりたい教授がいる大学」、それらの理由は理にかなっているので、妥当な理由と言えるでしょう。

しかし、中には「そんな理由で大学に行ってはいけない」と思える理由もあります。今回はそれらのうちのいくつかを見ていきましょう。

<人間関係に左右された決め方>
よく見られるパターンの一つに人間関係を軸にした決め方があります。これは例えば「○○君があの大学に行くなら自分もそこに行こう。」や「彼女があの大学に行くから自分もそこが第一志望」といったものです。これが良くないことは分かりますよね?なぜなら、自分の人生がかかった大学選びであるにもかかわらず、その決め方の中には「自分の意志」がないのですから。

自分の意志がないということは、大学に無事入学できたとしても、積極的に学ぶことはできません。そのまま4年間を過ごすというのは学費の面で無駄が生じてしまいます。もちろんそういった決め方の全てがダメだということではありません。それが1つのモチベーションとなるようなタイプの人であれば効果は高くなるかもしれません。例えば、優秀な友人に囲まれていると、その友人たちに刺激されて、自分も上を目指そう、そして大学に入った後も彼ら・彼女らに置いていかれないように講義をしっかり聞いて頑張ろう、となるかもしれません。

<妥協した決め方>
模擬試験を受けるとA~Eという判定が下され、それを見て受験生は一喜一憂するものです。中にはその判定を見て愕然として、「今の自分では第一志望はD判定。これでは到底合格することはできないから志望を下げよう」という人がいます。しかしこれは大きな誤りと言えます。人間は目標を低く設定してしまうと、その目標さえも危うくなる可能性があります。

例えば、テストで80点くらい欲しいと思っている人は結局思わぬミスの連発をして、結果として60点くらいになることが多くあります。逆に絶対に満点が欲しいと思って勉強している人は、最悪の場合ミスをしてしまったとしても80点くらいに収まるのです。これは受験にも当てはまることで、「この大学くらいでいいや」と考えている人は「この大学」にさえ合格することができなくなってしまうのです。

また、もしそれで合格して入学したとしても、そのような考え方(つまり妥協を覚えた生き方)でいては、結局その先も同じことを繰り返すものなのです。「前期のテストはこんなもんでいいや」「レポートはなんとか提出さえできればいいや」「就職は今の時代厳しいからここの会社くらいでいいや」「出世するのは難しいから仕方ないや」というように一生そのようなスタンスを貫きたくはないですよね?でしたら、常に上を向いて前進しましょう。

<とりあえず4年制大学という決め方>
今の時代は少子化が進んでおり、ほぼ希望すれば全ての人が大学に入ることのできる時代になりました。つまり一昔前とは違って大学を出ていること=すごいこと、という時代ではなくなりました。そんな時代の中にあっても、依然として「大学くらいは行っておこう」と考えて、「自分に行けそうな大学」という何のモチベーションもないまま4年制大学に進学する人がいます。

これは上記と重複する部分もありますが、「ただ大学に籍を置きに行くだけ」であって、何の成果も生みだしはしません。そう考えて大学に行くくらいなら専門学校や就職という、「自分にとってモチベーションにつながる進路」を選んだ方が人生としては成功しやすくなるのではないでしょうか。4年間で400万~500万程度かかる学費を考えると、その4年間でもっと社会に貢献できる可能性を秘めた人もいるはずです。まずは自分の適性・モチベーションをしっかり生かせる方向を固めることから始めてみましょう。

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教育総合ランキング2024/11/23 更新

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