お子様の受験。
それは親にとっても、子供にとっても一大イベントです。 中学校や高校の勉強の集大成として受験に挑み、 「合格」というこの2文字のために頑張ってきたので 親も子供も緊張してしまいまよね。 数週間前から緊張が始まってきます。
そして、とうとう受験前日。
親として子供をサポートしてあげるべきこととは、いったいどういった事でしょうか?
●お母さん、受験前日の夕食はどうしていますか?
受験前日の夕食というと、ゲンをかつぐという点で「カツ(勝つ)」を食べさせる という話をよく聞きますね。「受験にカツ(勝つ)」んですから、縁起の良さそうな響きですね。 しかも、受験に勝って欲しいというお母さんの愛情が分かりますよね。
でも、ちょっと待って。 実は、このカツ、受験の前日にはあまりよくないのです。スタミナをつけるという意味では「お肉」はベストです。 でも、脂分が胃に負担をかけすぎてしまうのです。
翌日に胃腸の具合が悪くて、お腹を壊してしまったり、試験に集中することが 難しく普段の実力を発揮できなかったとなると大変です。前日の食事は胃腸に負担をかけないような「消化の良い」食事にしましょう。
●受験前日は勉強よりも体調管理がすべて!
「受験前日だから最終確認の意味を込めて12時くらいまでは勉強をする」 「明日に備えて睡眠をとるため、勉強は見直し程度にして夜の10時頃に寝る」
この2つのパターン、どちらが受験前日にオススメの行動だと思いますか?
前日だから最後の追い込みをかけるべきいつものように何時間もたくさん勉強する!と言いたいところですが、 実は後者のパターンがいいのです。全然勉強しないという訳にもいきませんが、1~2時間程度の見直しにしておくのが妥当でしょう。
翌日に睡眠不足で試験に取り組めないと大変ですから、 早めに就寝してたっぷりと睡眠をとらせるように心がけたいものです。
●忘れ物がないかどうか子供と一緒にチェックしよう
最低限必要なものの忘れものがないかどうか、 子供と一緒にチェックしてみましょう。絶対に忘れてはいけないものは、 ・受験票 ・筆記用具 ・時計 ではないでしょうか?
特に受験票は絶対に忘れることができない重要なものです。 早めにしまっておくことをお勧めします。また当日に交通状態によって遅刻を余儀なくされた場合でも、 受験表があること受験校側への連絡もスムーズにできますので、 受験票は絶対に忘れないようにしましょう。鉛筆やシャーペンなども余分に用意しておくことをお勧めします。 大学受験にはマークシートで鉛筆をたくさん使うので予めたくさん用意しておき、 鉛筆が折れた場合に備えて携帯用の鉛筆削りを持たせてあげるといいですね。
腕時計を持つ際は電池がなくなっていないか確認を。 電池があまりなくて、時間が遅れたりしていては大変です。 心配ならば、新しい電池に交換しておくことをお勧めします。また、学校によっては上履きが必要であったり、 細かな指示があるかもしれません。 前もって「忘れ物チェック表」などを作っておいて、 準備をしておくのがいいでしょう。
受験当日のみならず、受験前日は子供にとっては緊張のあまり 余裕のないことが多いです。そんな時には、お母さんを始め、家族の方の温かいサポートが重要となってきます。