子供が中学に入学。親としても成長した我が子に喜びを感じることでしょう。
しかし、中学校は小学校時代とも違う事が多々増えてきます。中でも「部活」。 勉強と部活の両立に悩む子供や保護者の方も多くみられてきます。なんとか、両立できる工夫はないのでしょうか?
●勉強ができない理由は?
部活をしている子供のお母さんが悩むこと言えば 「子供が勉強しない」ということかもしれません。
部活には力をいれているのに、勉強を全くしてくれないといった場合には、 親として心配になりますよね・・・。
では、子供が勉強をしないのはどういった理由なのでしょうか?
・部活で忙しいから勉強をしない
小学校と違って授業数も多くなります。 そしてその後部活の練習をして帰宅すると、夜の8時近くになる場合もあるでしょう。 部活の内容にもよりますが、運動部などなら遅い時間まで練習しているケースも多く見られます。
また、運動部ですと休日には練習試合、大会の時期になると 公式試合で市外に出かけたりと忙しい日々が続きます。忙しさのあまり、勉強をする時間がないという子供も多いです。 また、「疲れていて勉強をしたくない・・・」という場合もあるでしょう。
・単に勉強が嫌い
こちらは「部活で忙しい、疲れている」という理由をつけて、 単に勉強が嫌いというケースです。
小学校と違って中学では急に勉強が難しくなるでしょう。 また、テストの機会も多くなります。部活に熱中し過ぎて、学校の勉強をおろそかにしてしまうと、 勉強が嫌い!と感じてしまうこともあるようです。
●部活と両立できる方法とは?
部活で忙しい、疲れた・・・を理由に家庭学習の習慣がない子供は、 どんどん勉強の習慣から遠ざかってしまいます。
・学校の授業は集中するようにする
家で家庭学習をする前に基本となることです。 まずは、学校での授業に対する意識をしっかり持たせなければなりません。
疲れてしまって、授業中に眠そうに聞いていても頭には入ってこないでしょう。部活の疲れはその日のうちにしっかりとってあげることが必要です。シャワーで済ませず、ゆっくり入浴してリラックス状態を保つ工夫も必要です。
・家に帰ってくつろぐ前に勉強時間に当てる
部活が終わって帰宅すると「あ~疲れた」と緊張の糸がほぐれるでしょう。 そうすると、一気に眠気が襲ってくる場合も。
眠くなってしまうと勉強のやる気も起こらないのです。そのため、帰宅してすぐの緊張感のあるうちに宿題だけでも済ませる ように習慣づけると眠くなくていいですよ。
・隙間の短時間を学習時間にあてる
部活をしている子供は、部活をしていない子供と違って、 スケジュールが詰まっているでしょう。
そのため、まとまった家庭学習の時間が持てないことが悩みとなるようです。しかし、厳しい練習にも耐えることができるのですから、 集中力は養われているはずです。ちょっとした隙間時間があれば、勉強にあててみましょう。
例えば夕食ができるまでの30分。 お風呂が沸くまでの15分。 こんな感じで隙間時間の活用です。隙間時間を利用していけば結構な時間の学習になるはずです。
中学に入学したばかりの時は、勉強もそれほど難しく感じないかもしれません。 しかし、もう3年後には受験が待っています。 勉強もどんどん難しくなるのです。
そうした時に困らないようにするためには、 早い段階で対処することが望ましいでしょう。