教育[725]

勉強しない子ども…。「勉強しなさい」を使わないで勉強させるコツ

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執筆者:門衛 教育運営チーム

子どもが小学校の中学年くらいになると、 「宿題をやらない」「勉強をしない」ということに困り果てるお母さんも多いでしょう。

学校から出されたはずの宿題があるのにも関わらず、 手を付けない我が子。 テストがあるのに勉強しない我が子。どうやったら宿題をやってくれるの? 途方にくれるお母さんも少なくないはず。

ついには「勉強しなさい!」と声を大きくしてしまっては逆効果・・・。

どうしたら勉強をしてくれるのだろう・・・と困ったことはありませんか?強制的にではなく、子ども達が自ら進んでやるための方法とは?

①勉強が終わったらご褒美をチラつかせる!
これはかなり効果的です。 (ただ、使用しすぎには注意が必要です!) ゲームでも、おやつでもいいのです。 子どもが好きなことを「勉強が終わったら」と言って、後の楽しみにとっておきましょう。勉強が終わったら楽しいことがあるという気持ちを持つので、 気持ちよく宿題に取り組めるはずです。

②勉強時間を決めておく
毎日決まった時間に勉強をするようにすると、毎日のリズムができあがります。 夕食の時間、お風呂の時間は決まっていることが多いでしょうから、 このような感じで「勉強の時間」を決めて見てはいかがでしょう。個人的には、お母さんが夕食の準備をしているような時間帯、 夕方の時間帯がお勧めです。
 
③「嫌な勉強」というイメージを変えてみる
宿題や勉強に対して「嫌なもの」「難しいもの」として考えている子どもは多いでしょう。 そして、自然に「嫌なものは後回しにする」という構図が子どもの頭の中で出来上がっているのです。 しかし、そういった気持ちのまま中学生、高校生になってしまっては、 これから勉強が本格化していく中、周囲についていけず大変な思いをすることになってしまいます。

小学生くらいのうちに「勉強は嫌なもの」から「楽しいもの」に変えてみる工夫をしましょう。 子どもの好きな文房具をそろえたり、ノートを買ったりしてあげてもいいでしょう。また、家庭でできる教材などでタブレットを使ったり、 子どもが勉強をしやすい環境をつくるのもいいでしょう。
 
④お母さんも一緒に宿題をしてみる
一緒に宿題や勉強をする上で注意したいのは、 お母さんが全ての問題を解いて教えるということではありません。まずは一緒に考えながら問題を解いていきましょう。その中で子どもが問題を解けたら「お母さんに教えて」と言って子どもから教わるのです。 「スゴイね~」と褒めてあげることで、子どもの勉強へのモチベーションがグッと高まります。

また、一緒に問題を解く段階で「何分で解けるかな~」とゲーム感覚で 楽しんでみるのもいいでしょう。

⑤勉強をしない我が子に感情的に怒らない
一番やってしまいがちな間違いが「勉強しなさい!」と怒ってしまうことでしょう。 ついつい大きな声を出してから「ハッ」と我にかえるお母さんも多いのでは?

確かに勉強をしない我が子を見ていると、お母さんの方がイライラしてしまいます。「勉強をしてから遊びに行って欲しい」 「夏休みの宿題があるのに一切手をつけていない」 「ゲームばかりして勉強する気配が感じられない」そういう様子には、内心もやもやしちゃいますよね。

しかし、お母さんが怒鳴ってしまうと、子どもの反発心を誘うだけなのです。 まずはちょっとこらえてみましょう。 また、どうしても注意したくなったら、「怒る」のではなく「諭す」感じで 子どもと話す方が効果的なのです。

また勉強をしたり、宿題を褒めた時には、 子どもが頑張ったことなので何か一言声をかけてあげましょう。「お疲れ様」「頑張ったね~」 「何か飲み物飲む?」という具合にお母さんからの優しい笑顔つきの言葉は、 子どもの満足感を誘うことでしょう。

 

 

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