いたいけな幼児が俳句、諺、論語を読む姿を見て「論語読みの論語知らず」「十で神童十五で才子二十過ぎればただの人」と馬鹿にする人がいます。
でも実際、ただの人になっているでしょうか。そうではありません。
言語習得に一番大切な幼児期に「超~」「っていうか」「まじ」の会話を聞く劣悪な貧弱な言語環境にある家庭の子ども。お母さんは「これでは、まじやばい」と感じ絵本の読み聞かせを始めたりします。
しかし、75000冊もある絵本・児童書の中で何を基準に選んでよいかわかりません。
絵本の選び方については私の著書や前回の記事で書かせて頂きましたので、今回は名作の骨頂である古典について少しお話ししたいと思います。
胎教としていい耳を作るために、意味も何も分からない胎児・乳児の時期から音楽的要素が全て含まれている西洋のクラシック音楽を聞かせるのが良いことを耳にした方は多いと思います。
良い音感を獲得させようというわけです。演歌や童謡は決して選ばれることはありません。
全く同じことが言葉の学習にも言えます。