[子どもの保険]返戻率以外の要素で考える学資保険【払い方、受け取り方】

返戻率以外の要素で考える学資保険【払い方、受け取り方】

2016/03/15

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教育費を準備する方法として一番最初に思い浮かぶのが「学資保険」ではないでしょうか。

昨今の低金利で返戻率(元本に対する戻り率)が110%を超える保険が少ないとはいえ、その他の金融商品で運用して元本割れしても心配だと考える人も多いでしょう。

教育資金、特に入学金は期日までに支払わなければならず、その時点で該当金額が用意できなければいけません。入学金対策としては、必ずその金額がその時点で手に入る学資保険が、有効な貯蓄手段です。

■学資保険の種類

ここでは貯蓄型と呼ばれる、保障のついていない学資保険の選び方を考えたいと思います。

学資保険を比較するとき、①返戻率②受け取り時期の選択③払込満了時の選択、の三つを比較していきます。

①の返戻率は高い方がよいです。しかし、返戻率が高ければ、受取時期が遅かったりと制約があったりするものです。今回は、②と③に注目した学資保険の選び方をご紹介します。

■払込終了年齢は低い方が家計に有利

満期が18歳の学資保険では、払込終了年齢が10歳と18歳満期までを選べるものがほとんどです。10歳終了の方が一回の支払い金額は大きいですが、返戻率は高くなります。

例えば、0歳から月3万円積み立て、10歳払込終了の学資保険に入ることは、実はその後の家計に大変有利です。月3万円の積み立ては多すぎると思われるかもしれませんが、中学受験をすることになれば、10歳から塾に通い始めます。

そのときにはこの学資保険の支払いが終わるので、その分を塾代に回せますし、そのまま3万円を積み立ててれば中学進学費用になります。

■高校で受け取るか、大学から受け取るか

大学入学から大学の資金を年金形式で受け取る学資保険の返戻率は圧倒的に高くなります。しかし、大学入学を目指すだけが教育ではありません。高校生の夏休みに短期留学をしたい、という場合もお金が必要になります。

この場合、高校入学のタイミング(中学3年時)でまとまった学資金を受け取ったものの、学資保険を使わずとも済んだため据え置きしておいた場合、これを留学費用に充てることもできるのです。返戻率は若干劣りますが、高校入学時に受け取れるタイプを視野に入れてもよいでしょう。

■満期まで月々払い、細々とお祝い金ももらう

たとえ10歳まででも月々無理して高額の学資保険を払い続ける余裕がない、また、第2子、3子も生まれるかもしれないので保険料は抑えめにしたい。そういう人は、満期まで毎月1万円程度を払い続ける学資保険がよいでしょう。

この支払い方だと受け取り方の選択肢がさらに広がります。小学校、中学校、高校入学の各節目でお祝い金として少額ずつ受け取れ、大学入学、学資年金4回の給付があるというものもあります。

計画的に貯蓄ができなさそうであれば、こちらもおすすめです。返戻率はかなり下がりますが、兄弟姉妹が多ければ、下の子の小学校入学祝い金を上の子の塾代や中学入学金に補填できるというメリットもあります。

返戻率は大事ですが、途中のキャッシュフロー改善にも役立つので、お祝い金の出るタイプの商品も視野に入れてみてはいかがでしょうか。