[しつけ全般]一貫性のない躾の注意点「ママ厳しくパパ甘い」「家と外で別対応」

一貫性のない躾の注意点「ママ厳しくパパ甘い」「家と外で別対応」

2016/02/26

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パパとママ、お祖父ちゃん、お祖母ちゃんの叱る躾の基準が違う。家では叱るけれども外でやっても何も言わないなど一貫性のない躾をしていませんか。

せっかく子どものためと思ってやっているそれぞれの行為も子ども側からしてみれば方針がブレていて理解できず、効果がないことがあります。

そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が“一貫性のない躾あれこれ“についてお話ししたいと思います。

■ママは厳しくパパは甘い

こんなことをしていませんか?

・食事を残すと叱るママ、好きな物だけ食べていればいいと許すパパ

・甘いものを禁止するママ、こっそり子どもに甘いお菓子を与えているお祖母ちゃん

・ゲームを禁止するママ、ゲームをすることを許すパパ

・幼稚園に行くのをぐずる子どもに登園拒否を許さないママ、嫌ならば休めばいいと言うお祖母ちゃん

“出された食事は残さない”“身体のことを考えて甘いものを制限する”“ゲーム依存症にならないようにゲームを禁止する”“嫌でも我慢して幼稚園に行く”など家族の中でも躾の基準が厳しいママ、これが子どもにとって良い方針かどうかば別にして、人により対応が違うと子どもは混乱します。

また人は楽に流れるものなので、自分の要求を聞いてくれる人について行きます。こうなると、いつもママは悪者です。

これではママの前ではいい子の振りをして、他の家族の前ではやりたい放題になってしまいます。躾は“人に従うものではなく、それをやっていいかどうかの価値基準により行動させるもの”です。家族により対応違うと躾はうまくはいきません。

■家と外で対応が違う

●食事
“家の食事では「残さず食べなさい」と言いながらファミレスのサラダバーで好き放題、食べきれない量を取ってきて、残しても何も言わない”。バイキング形式のレストランやファミレスのサラダバーは無料なのでこんな対応をしてしまうことってありませんか。

●電車内
“常に「人に優しくしなさい」と言葉では言いながら、電車で空いた席を見つけると「ほら、そこ空いているから座っちゃいなさい!」と周りにお年寄りがいるのに席を取るように子どもに命じる”これも言っていることと子どもにやらせていることが180度違います。

●挨拶
保育園の先生に挨拶しない子に「挨拶をきちんとしなさい」と叱るママ。けれども、家庭内では朝起きでも親から「おはよう」と声をかけず、子どもも黙って起きるだけ。家族間で“おはよう・いただきます・ありがとう・行ってきます・いってらっしゃい・ただいま”の挨拶が習慣化されていない。

これでは外で他人に対して挨拶する子になんか育ちませんよね。

■二重拘束の脅しをしている

こんな風にしていませんか?

●公園でいつまでも帰らない子どもに対して
「もう帰るよ」 「嫌だ~もっと遊びたい!」 「じゃあ勝手にしなさい」。これは暗に「今すぐ来ないのならばあなたを置き去りにします。

それが嫌ならさっさと遊びをやめてこっちに来なさい」と脅していること。もし、子どもが親の言葉を真に受けて「勝手にしていい」と解釈し「じゃあ、バイバイ、このまま僕はここでずっと遊んでるね」となったら、きっと親は腕を掴んで連れて帰るでしょう。でも、この時点で親のやっている行為は指示したことと矛盾しています。

●食卓に着かないでずっと遊んでいる子どもに対して
ママが「いつまで遊んでいるの!食べないんだったら食事下げちゃうわよ」と言いながら、決して食事を下げることをしません。ようやく子どもが席に着いて食べ始めたら今度は、「全部残さずに食べなさい」と命じます。さっき「遊んでいるなら食べなくてもいい」と言いながら、「今度は残さず食べろ」と指示を出しているのです。

これらも一貫性のない対応に子どもには映ります。

躾は“いつなんどき、誰からも同じ方針、基準で”が原則です。子どもがいつまでも出来るようにはならない原因はひょっとして周りの大人の対応にあるのかもしれませんね。

※この記事を書いた立石美津子さんの著書
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