[しつけ全般]子どもに自分をうまくコントロールできる力を身に付けさせたい

子どもに自分をうまくコントロールできる力を身に付けさせたい

2015/08/29

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人との関わりや集団生活の中では、いつも自分の思いが通るとは限りません。

特に、集団の中では社会のルールと自分の思いが相反することもあり、わがままを通すと集団から逸脱したり、人との関わりが円滑にいかなくなることもあります。

子どもにガマンをさせるのは忍びない、できるだけ子どもの気持ちを尊重したいと思う保護者の方も多いと思います。

子どもの気持ちを尊重することは大切ですが、一方で、状況によりガマンをして自己抑制することを身につけることも人間関係を円滑にし、集団生活に適応するためには必要です。

ガマンを見れば、親子がわかる

ガマンが不足気味な親子
・親
時には厳しさも子どものためです。子どもと言い争いをしたくない、子どもの機嫌が悪くなるようなことは避けたいなどの理由から、子どもの言いなりになっている場合があります。

親としての威厳に欠け、子どもとのコミュニケーションが十分でないことも多く見られます。

・子
いつでも自分中心では社会性が育ちません。何でも言うことをきいてもらえる子どもは、わがままになり、自分の気持ちをコントロールすることができません。

自己抑制が身についていないために、友だち関係に問題が生じたり、時には親に暴力をふるうなどのケースも見られます。

ガマンさせすぎ親子
・親
圧迫は愛情を届きにくくします しつけのためや強い子になってほしい、などの理由から、ガマンさせすぎることがあります。

また、親の子どもの気持ちよりも自分の生活リズムや価値観を優先させたいがために、子どもにガマンを強いている場合も見られます。

・子
自分の考えが言えない大人になってしまうかも ガマンばかりしている子どもは、自発性(自分の人生を切り開いていく力)が欠如しやすくなります。

そして、自己主張ができなくなったり、何かをしたいと思っても大人の顔色をうかがい、自信がもてず消極的になりやすくなります。

「夜更かしガマン」で健康もやる気もUP

Before
午前中はまだ夢の世界
K君は、ゲームが大好きでガマンができず夜遅くまでゲームをしていました。そのため、朝は早く起きられず、幼稚園でも午前中は1人でボーッとしていて友だちとの遊びに入れない日が多くありました。

After
朝からエネルギー全開
ゲームをガマンして就寝時間を守るようになったK君は、朝の目覚めも良くなり、午前中から積極的に友だちと遊べるようになりました。小学校に入学後は1時間目から積極的に授業を受ける姿が見られました。

子どもが、「まだ遊びたい」「テレビを見たい」と言って、なかなか寝ようとしないことがあっても、例えば、8時に寝ると決めているならば、「また明日遊ぼうね」と言って、ガマンすることを教えることも大切です。

規則正しい生活習慣を身につけることは、健康の維持、学習意欲やその習慣づけにもつながります。

ルールを守ることで友情が強まる

Before
「勝ちたい」がトラブルの種に
何でも一番でないと気がすまないSちゃんは、負けるとガマンができなくなり、友だちを責めたり、ずるいことをしたり、勝つまで何度でもやりたがりました。そのようなとき、友だちからも批判され、トラブルになることもありました。

After
友だちと気持ちを分かちあえるように
スポーツを通してルールを守ることを身につけたSちゃんは友だちとのトラブルが減り、以前よりも、サッカーやドッジボールを楽しめるようになり、勝ったときの嬉しさを友だちと共有したり、負けたときの気持ちの切り替えも上手になりました。

スポーツのルールを無視して自分の思いを通そうとする子どもは、友だちから批判されたりすると、周囲の思いと自分の思いが異なるために葛藤が生じてしまいます。

そんなタイプの子にこそ、スポーツを通してルールを守る大切さを学んでほしいのです。時にはガマンをして折り合いをつけていくことで社会性を獲得することにもつながります。