[しつけ全般]【子どもの言葉遣い】親が知っておきたい日常会話の悪影響

【子どもの言葉遣い】親が知っておきたい日常会話の悪影響

2015/06/12

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「どうぞ頂いてください」

「先生が申しました○○の件なんですけれど」

なんだか少し変ではありませんか?これに気が付かない人はちょっと恥ずかしい敬語をつかっているかもしれません。

そこで今日は敬語をどう教えて行けばよいかについてお話ししたいと思います。

■3種類の言葉

言葉遣いには3つあります。

尊敬語・・・・相手または相手に関係のある人や持ち物・状態・動作を敬ってつかう言葉

謙譲語・・・・自分または自分に関係のある人や持ち物・状態・動作をへりくだってつかう言葉

丁寧語・・・・“です・ます調”言葉自体を丁寧に言う

これらを自分と相手との人間関係(立場の違い、年齢など)により微妙に使い分けなくてはなりません。

■謙譲語と尊敬語をごっちゃにしている例

「この資料を拝見してください」
「どうぞ頂いてください」
「先生が申しました○○の件なんですけれども」
「受付で伺ってください」
「鈴木様でございますね」

全部間違いです。“拝見”“頂く”“申す”“伺う”“ごさいます”は自分の物や行為を謙る“謙譲語”相手の動作につかうのは誤りです。

なぜ、このような言葉遣いをしてしまうのでしょう。言葉は母国語そのもの。会社に就職してから必要に迫られて覚えたものはどうしても付け焼刃的になってしまいます。

けれども、幼い頃から親が正しい敬語をつかっているのを耳にしている子どもは母国語として敬語をマスターしていくことが出来ます。

もし成人しても、ろくに敬語をつかえなければ就職してからビジネスマナートレーニングを受けることになります。でも、そうそう簡単には行きません。自分では懸命に言葉を選び、正しくつかっていても結構、間違っていることってあるんですよ。

■幼児期からどんな言葉を聞かせればいいのか

「マンマ」「クック」とお喋りする1~2歳の子に「ちゃんと正しく言いなさい」と叱ることはしませんよね。

親が「御飯食べようね」「靴を履こうね」と正しい日本語をつかっていれば自然につかえるようになってきます。

これと同じで子どもが「先生きた~」と言っても咎めたり言い直しをさせる必要はありません。言葉を話す度に叱ることを繰り返していると話すことに恐怖心を持ったり、ストレスが原因で吃音になることもあります。

でも、親が一緒になって「先生きたね」なんて言ってはいけません。「先生がいらっしゃたね」の正しい敬語を聞かせましょう。

小学校3年生くらいになると「先生、鉛筆を貸して下さい」とどの子も自然と丁寧語をつかえるようになってきます。

しかし「先生、鉛筆を貸して下さいますか」「先生、鉛筆を貸して頂けますか」の正しい敬語をつかえるのは一部の子、家庭で意識してつかっていない限りなかなか自らの言葉にはならないものです。

■耳を疑いたくなる言葉

「これでっかいパンだね」「うまそうだね」の会話、見ると小奇麗にした成人した女性です。

どんなに身なりを整えていてもこんな言葉をつかっていたらお里が知れてしまいます。がっかりですよね。

ついつい周りがつかっている言葉を不自然さを感じずにつかってしまっているのです。 「これ大きいパンだね」「美味しそうね」と親や先生が遣っていれば、思わず「でっかい」「うまい」とは出てこないものですよ。

日本語って難しいですよね。でも小さいうちからつかっていればそれが“尊敬語”か“謙譲語”か理屈がわからなくても自然につかえるようになってくるものです。

ママ自身の言葉遣い、少し意識してみませんか。

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