子供が鼻血を出してしまった!となると、ほとんどの親は慌ててしまうものです。 でも、少し思い出してみると、親世代の人だって子供の頃に鼻血を出していた人もいるのではないでしょうか。
また、同じクラスに鼻血を出している人がいたかもしれません。 そうですよね。 子供の時って、鼻血は特別珍しいことではないものなんです。 でも、急に鼻血を出してしまった時に、対処方法として覚えておきたいもの。
そんな鼻血についてまとめてみました。
●鼻血を出すのは病気ではないの?大丈夫?
鼻血と聞くと重大な病気ではと焦ってしまいます。 実は、子供の鼻血は問題のないことが多いです。 しかし、原因が分からないと親としては動揺をかくせません。
子供の鼻血の原因は次のように考えられています。
①粘膜が弱いから
大人は鼻血があまりでませんよね。 しかし子供に多いのはなぜでしょう。 それは、子供の鼻の粘膜は大人より弱いからです。
それなのに、子供は鼻をいじってしまうもの。 それに、鼻をほじってしまう子供もいますね。 鼻の中には細い血管があります。 ここをいじってしまうことで、鼻の粘膜に傷がつき出血するのです。
鼻の粘膜は大人になると強くなりますから、次第に鼻血は出にくくなりますが、子供のうちは要注意ですね。
②アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎のため、鼻を何度もかんだりする子供は、鼻血の頻度が高いでしょう。
鼻をかむときは強い刺激が加わるので、粘膜も傷つけられてしまうのです。 それに、子供の時は興奮状態によって、一時的に血流が増えますから、これも鼻血を引き起こす原因となっています。
③まれに重大な病気のことが
子供が何度も繰り返し鼻血を出す場合や、鼻血がなかなか止まらない、30分以上も出ているなどの場合は病院へ行って受診することがいいでしょう。
「よくあること」と言って大きな病気を見逃してしまわないようにしたいものです。
●鼻血が出た時の対処方法とは?
ちょっと昔の話では「鼻血が出たらティッシュを大量に詰める」という方法が主流だったでしょう。 また「くびの後ろを叩く」とか「上を向かせる」という方法もよく世間で言われていましたね。
しかし、これは実は間違いなのです。
正しい止血の方法はどんなものなのでしょうか?
まず、座らせて下を向かせます。 鼻血が垂れたりしないように上を向かせてしまうと、血が喉に垂れてきて余計具合が悪くなります。
そして、ティッシュなどを当て鼻をつまみます。 しっかりとつまむことで5分程度で出血が止まります。 ティッシュを鼻の中に大量につめると、逆に鼻の粘膜が傷つきますので、気をつける必要があります。
また、小さなお子さんの場合は、なかなか下を向かせることが難しいですが、保護者の方が慌てないで対応することがいいでしょう。 周囲の人が慌てると、子供にとっても不安要素となります。
まずは慌てないで、スムーズに対応できるようにします。
もし、上記のような止血をしても出血が止まらない場合は、病院での受診がいいでしょう。
鼻血の場合は、小児科ではなく、耳鼻科をお勧めします。 鼻血は年齢とともに、鼻の粘膜が強くなれば次第に減ってきます。
保護者としては動揺するものですが、鼻血の対処法を覚えておくだけでもいざという時に役立ちます。
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2024/11/25 更新