[中学生]【中学生・高校生】授業の効率的な予習と復習の方法

【中学生・高校生】授業の効率的な予習と復習の方法

2015/03/03

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中学生であれ、高校生であれ、勉強をしていく中で一番重要であるにもかかわらず、しっかり出来ている人が少ないのが予習と復習です。言葉で言うだけなら非常に簡単ですが、本当に身に付く予習と復習とはいったいどのようなものなのでしょうか。今回はそれについてアドバイスをしていきましょう。

<予習編>
予習はこれから習う単元をあらかじめ自分で学習しておくこと、というのは共通認識としてあるのではないでしょうか。しかし、ただ教科書を眺めていれば良いというわけではありません。新しい単元なので100%の理解はできないかもしれませんが、教科書の説明をじっくり読んで「ここではどんなことを学習するのだろうか」ということを自分なりに理解してみるのです。そして可能ならば教科書の例題・問題を一度解いてみましょう。

もちろん解ききることは難しいですが、ある程度の所までは進めることができるはずです。つまり予習の段階では「100%の理解まではしなくとも、理解できる限りの所までは理解しておく。そして教科書だけではどこが理解できないのかのポイントを明らかにしておく」ことが重要と言えます。何も準備をしないで臨むのと、そういったやり方を通して臨むのでは、授業を聞いた時の理解度が断然違ってきます。

<授業編>
しっかり予習をしたらいよいよ授業の段階です。授業では、予習の時に分からなかったことを先生がしっかり全員に分かるように板書を使いながら説明してくれます。その時に重要なことは言うまでもなく集中して聞いておかなければなりません。また、ただ聞いているだけではなく、必要に応じてメモを取るようにしましょう。その時にしっかりときれいなノートを作成する必要はないのです。その時間を授業理解のために使うようにしましょう。そうすれば、予習の時に分からなかった部分をしっかり自分の中に吸収することができるので、理解の速度も速くなるのです。

<復習編>
復習についてまず言えることは、「復習はなるべく早い段階でする」ということです。よくテスト前だけノートを広げて、全く覚えていないことに気付く人がいますが、授業の直後やその日のうちに復習をしておけば、記憶の中に定着しやすくなります。人間は当然のごとく1回で全ての内容を記憶に定着させるということが出来ません。やったことを時間が経つごとに忘れていく生き物です。ですから、なるべく早く、かつ繰り返しやった内容を見直すようにしましょう。

その時、どれくらいまで見直すかという目安ですが「その単元で扱った内容について、人が分かるように説明できるまで」が最高です。どんなに分かったと自分が思っていても、それをかみくだいて人に説明できないようでは、本当に理解しているとは言えません。例えてみるなら趣味もそうですね。自分が好きな趣味について人に語ることはとても簡単です。

なぜなら、その趣味が大好きであるがために、それに触れる頻度はとても高くなります。何度も何度も触れていることは、しっかり自分の頭の中にストックされますよね。そうなったらかなり良い記憶が形成されたといっても良いでしょう。また、ただ見直すだけではなく、出来る限り問題演習も行うようにしましょう。つまり「インプット」から「アウトプット」の段階に移行させるのも復習段階における重要事項です。何度も見直して頭の中にインプットされた情報を、問題演習という形で解いた時に、しっかりアウトプットすることができるようになれば、テストにおいても問題なく進めることができるでしょう。

<最後に>
予習・復習は自分が思っている以上に出来ていないものです。今一度、自分の勉強習慣をしっかり振り返ってみて、自分のやり方で本当に成果につながっているのかを見定めて、もし出来ていないようだったら、再度やり方を構築してみてはいかがでしょうか。

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