[投資全般]Vol.2 マーケットの大暴落時におけるポジティブ投資法

Vol.2 マーケットの大暴落時におけるポジティブ投資法

2014/03/14

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マーケットの「天井の予兆サイン」の例として、

株価の上昇により、過度の楽観主義である「トレード・ハイ」が投資家の間で広がり、ファンダメンタルズ分析では、PER(株価収益率)が100倍や1000倍を超えるなど、過去平均を大きく上回ったり、テクニカル分析では、RSI(相対力指数)などオシレーター(買われ過ぎ、売られ過ぎをあらわすもの)の指標などが、90%~100%となったりします。
 
また、信用取引や銀行などによる資金の借入の増加によるレバレッジ(てこの作用から転じて、投資において信用取引や金融派生商品であるデリバティブを用いることにより、手持ちの資金よりも多い金額を動かすこと)の動きが過度に高まっていることなどが挙げられます。
 
TV、新聞、雑誌なども株のニュース、記事であふれ、いままでに株をやったことのない主婦などの層が多数マーケットに参加し、一投資家となってトレードを始めたりすることも「天井の予兆サイン」と言われます。
 
企業やアナリストが、業績や業績見通しの大幅上方修正を行ったり、経営者が先行きに対して過度な強気なコメントをしたり、アナリストが新たなバリュエーション指標(例えばQレシオ*など)を持ち出して理論株価を正当化したりします。また、企業が経営上の多角化の一環として、「投資」に関わる事業分野を拡大する傾向が見られたり、M&A(企業の合併・買収)では、新興企業が重厚長大産業の名立たる企業を買収したり、海外企業をはるかに割高な値段で買収したりすることなども「天井の予兆サイン」だと考えます。

*Qレシオは、株価を1株あたり実質純資産で割ったもので、実質純資産は、純資産に不動産などの含み資産を加えたものです。

「トレード・チキンレース」とは、マーケットの「天井の予兆サイン」が出た後も、そこからさらに急騰をもたらすような変動価格商品を売買する投資家の行動を指します。

チキン・レースとは、ジェームス・ディーンがでている「理由なき反抗」の映画に描かれているものが有名で、物事をぎりぎりどこまで我慢できるかによって度胸のすごさを競い合う行為を指すと言われます。

株価の最後の急騰(ここでは、マーケットのラスト・ジャンプと呼びます。)場面では、究極の「トレード・ハイ」の投資家達が、競うようにぎりぎりまで過大なリスクを取る「トレード・チキンレース」の動きに加え、機関投資家のインデックス(指数)やベンチマーク(目標とする参照指標)に追随するための「持たざるリスク・買わざるリスク」を意識した無分別な大量の買い需要が生じたりします。