[投資全般]【前編】『嫉妬とねたみ』を乗り越える「ポジティブ投資学」とは?

【前編】『嫉妬とねたみ』を乗り越える「ポジティブ投資学」とは?

2014/03/03

2,220VIEWS

ここで臨床心理の点から見ると、この感情に囚われ、心身が消耗し、カウンセリングルームに相談に来られる方で多いのは、①、②、④の方です。
 
④の方は、内にとどまる「嫉妬とねたみ」の感情で、マイナスの影響を受け、自尊心が低下したり、劣等感を抱いたり、自信をなくしたりして、心身ともに消耗し、受診しに来られる方が多いです。
 
②の方は、「嫉妬とねたみ」の感情が自分ではなく、外の他人に向かうのですが、相手の足を引っ張ったり、蹴落としたり、だましたり、悪い噂を流したり、潰しにかかるようなネガティブな行動を伴い、まわりにマイナス被害を与える方々です。短期的には、それで相手を潰したり、蹴落としたりして勝負に勝ったり、成功したりすることもあるのですが、そのような形で相手に勝利し、成功した人達は、往々にして、まわりの人達の恨みや反感を買い、長期的に引きずり降ろされたり、同じような感情が強い人に蹴落とされた後、憔悴しきって来られたりします、また、この感情を最後までコントロールできず、また、相手にとったひどい行動に対し、途中で罪悪感にさいなまれたりし、精神的に自己崩壊し、来られる方もいらっしゃいます。
 
①の方は、「嫉妬とねたみ」の感情が自分ではなく、外の他人に向かうのですが、ライバル心や負けん気が強く、相手に負けないように自分も努力したり、勉強したりして結果を目指すようなポジティブな行動を伴い、プラスの影響をもたらします。プラスの影響なのに、おやっと思われたかもしれません。

実はこの方たちは、現実をしっかり直視し、負ける自分、等身大の自分を受け入れることができない、ある意味プライドの高い人達、もしくは虚勢を張る、不安感を抱えた弱い人達です。

そのため、自分の弱みや失敗を認められず、負けん気などのネガティブな感情が時に、相手との勝負に勝つための自己を高める原動力となり、プラスに働いたりします。

しかし、努力しても自分の実力ではどうしても相手に勝てなかったりした場合、現実から目を背け、相手は実力がないのにたまたま運が良かっただけだとか、自分は本気でやれば絶対できるなどの言い訳を作って合理化したり、勝ちという勝負にこだわりすぎ、②の方と同じように、手段を選ばず相手を引きずり降ろそうとしてしまったりします。

また、どうにか相手を自分と同じ位置に落とすために、スキル、仕事、人間性、プライベート、外見容姿など、なんでもいいので相手の欠点を絶えずくまなく探し、見つけてはまわりの同調を促し、安心したり、相手が失敗するのをずっと心待ちにし、「人の不幸は蜜の味」のようなネガティブな感情に支配されたりしてしまいます。

そのような場合には、多かれ少なかれ、本人が知らず知らずのうちに心身ともに憔悴していき、ある程度その消耗が蓄積されると心や体が病んでしまったりします。