[投資全般]ファンドマネージャーが語る、マーケットの大暴落による影響とは?

ファンドマネージャーが語る、マーケットの大暴落による影響とは?

2014/03/07

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「マーケットの変化やマーケットに伴う困難、逆境」の概念に興味を持っていただき、ありがとうございました。

たしかに、2013年の日本株は大きく上昇し、マーケットの変化やマーケットに伴う困難、逆境に遭遇する機会はほとんどなかったように思います。

しかしながら、長期投資を行う過程で、マーケットの狂喜乱舞、楽観と悲観、幸福感と絶望感など群集心理の激しい移り変わりを経験することで、時にマーケットに大きく揺さぶられ、困難、逆境に遭遇することがあります。おっしゃるように、ポジティブ投資のより良い実践のためには、楽観と悲観、ポジティブとネガティブ、プラスとマイナスのバランスをとることが大事だと思います。
 
そこで、今回は、「マーケットの変化やマーケットに伴う困難、逆境」に関する出来事の一つの例として、「マーケットクラッシュのネガティブ・インパクト」について紹介したいと思います。

<マーケットクラッシュのネガティブ・インパクトとは?>

 「マーケットクラッシュのネガティブ・インパクト」とは、マーケットの大暴落によって、株式、為替、商品先物など価格変動商品の売買を行う投資家にもたらされる金銭面、心理面、雇用面や家族・顧客など周囲との関係から受けるさまざまなマイナスの影響を指します。

そのマイナスの影響が、場合により、トレード面でのトラウマ(心的外傷)となり、トラウマによるストレスが、急性ストレス障害(Acute Stress Disorder「ASD」)や心的外傷後ストレス障害(Post-Traumatic Stress Disorder[PTSD])などを引き起こすことで、トレードの継続が困難になったり、トレードによる成果(パフォーマンス)が大きく低下する可能性があります。

まず、臨床心理の場面で一般的に定義されるトラウマと、そのトラウマにより引き起こされる症状を見た後、「トレード・トラウマ」とその症状について見ていきます。