[株式投資]アベノミクス実現に向け、リーダーシップを発揮し続けるには?

アベノミクス実現に向け、リーダーシップを発揮し続けるには?

2014/03/14

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アルツハイマーの原因として「ストレス」が関係している可能性を取り上げた研究結果から見ても、短期的に痛みを伴う構造改革を実行するには、相当な「ストレス」がかかるのではないかと感じています。
 
もちろん、構造改革の推進とアルツハイマーや認知症の発生、またアルツハイマーとその原因としてのストレスは必ずしも直接的に結びつくものではないのかもしれませんし、構造改革を行ったサッチャー、レーガンが認知症、アルツハイマー病にかかっていたのはたまたまの偶然だったのかもしれません。

しかし、一つ言えることは、安倍首相が「アベノミクス」の実現に向け、レーガンやサッチャーと同様、ストレスやプレッシャーなどの逆風にも負けず、リーダーシップを発揮し続け、改革を実現しなければいけない立場にあるということは変わらない事実だと思います。

ここで、一つの例として逆風の中、リーダーシップを発揮し続け、「サッチャリズム」を実行したマーガレット・サッチャーの当時の状況を振り返ってみましょう。

当時のイギリスは労働党が推進した「ゆりかごから墓場まで」と言われた手厚い社会保障により、労働者の勤労意欲の低下、財政難、高い失業率も相まって、「黄昏(たそがれ)の国」と言われ、「イギリス病」と言われる閉塞感と景気停滞が漂っていました。

保守党のサッチャーは、国内では、アイルランドのIRA(アイルランド共和軍)によるテロの問題、対外的には、東西冷戦下での舵取りを迫られ、内憂外患の中で、政治的手腕を振るわなければなりませんでした。

そうした中でも、サッチャーはアルゼンチンとのフォークランド紛争では、軍隊を出動させ勝利をおさめ、また、労働組合制度の改革を推し進めるとともに、ビッグバンと呼ばれた金融の自由化など規制緩和による市場主義経済の導入により、既得権益と闘いながら低迷する経済の立て直しを図っていきました。

毅然とした態度で逆風、困難に立ち向かったことから「鉄の女」と言われ、アメリカのレーガン大統領と相まって、新自由主義のうねりを世界にもたらしたと言われています。

構造改革を進めたサッチャーに対しては、既得権益者に限らず、身内(保守党内)も含め、さまざまな方面から批判や抵抗、脅しに加え、嫉妬や妬み、恨みや反感による直接的または間接的なストレス・プレッシャーがあったと言われています。

また、内憂外患に対する瞬時で的確な意思決定の必要性やその判断・決断の大きさ、ハードワークなどで大きなストレスを抱えていたことは想像に難くありません。

そうした過酷なストレス環境下で、毅然とした態度で構造改革を実行した「リーダーシップ」は並大抵のものではないと考えています。