保険[73]

上皮内がんは「がん」ではない?

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執筆者:福田 徹
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同じ保険会社でも入った時期によって、上皮内新生物が「がん」として給付されるケースと、されないケースがあるのです。また保険会社によっては、がん診断給付金の額を上皮内新生物は通常のがんの場合の給付金額を変えている場合もあります。
 
ただ、上皮内新生物は、初期のがんとされることもあるので、切除など早めの処置が必要かと思われます。主に大腸の粘膜や子宮頸部にできるそうですが、いずれにしても治療費がかかりますので保険の再確認が必要です。放置しておけば進行してしまう可能性もあるそうです。
 
またもう一つの注意点は、上皮内新生物になった場合は、一度だけがん診断給付金を出す医療保険の場合、この上皮内新生物を給付対象のがんとみなすかどうか、確認が必要です。また、がん保険でも特約で「上皮内新生物」特約があれば、カバーされる保険もあります。

がん保険を上皮内がんの治療で使ってしまってよいのか、契約内容の総合的な判断が必要です。また一度上皮内新生物になった場合は、保険会社にもよりますが、新規の保険加入に影響を与える場合があったりもします。

気になる方は、一度ご自身のがん保険について約款などで再確認してみるとよいでしょう。

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