住宅[373]

住宅ローンの乗り換え時っていつ?

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執筆者:太矢 香苗
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この夏、住宅ローン金利10年固定は0.2%ほど上昇しましたが、1年固定、3年固定は0.5%や0.6%の金利に引き下げられました。住宅ローン金利の歴史のなかでは、まだまだ低金利であることに変わりはありません。

 

住宅ローンの借換えでほぼメリットが出る、といわれているのが

1.住宅ローン残高が1,000万円以上

2.返済残存期間は10年以上

3.既存ローンと借換えローンの金利差1%以上

の『1,000101の条件』です。

 

かつては、この3つが揃わないとメリットは難しいといわれていましたが、最近は低金利に加え、借換え住宅ローンの保証料を一括払いではなく、金利上乗せで払うことを選択できる金融機関も増え、借換え時の負担も軽くなったことから『1,000101の条件』のひとつでも揃えば、金融機関に相談してみる価値はある。といわれています。

 

住宅ローンの借換えは、現在返済中の金融機関から金融機関を変えて住宅ローンを借換えることを言います。(現在返済中の金融機関と同一の金融機関からの借換えは、原則できません。)

借換えは、金融機関を変えて、新たに住宅ローン借り入れ審査を受けます。手続きは住宅ローンを新規で借りるのと変わりません。加えて、既存ローンの繰り上げ完済手続きも加わります。

メリットが出る条件に加えて、申し込みや契約のために時間を割ける余裕があるときに乗り換えをする必要があります。

また、借換えにあたり、収入の継続性、団信加入の可否、今までの返済状況はチェックされます。

これらをクリアーできる条件がそろった時が「乗換え時」と、言えるでしょう。

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