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【大学入試の英語】要約問題の高得点間違いなしのコツ

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執筆者:門衛 教育運営チーム

大学入試英語の定番と言えば、長文読解(選択問題・言い換え問題・空所補充問題・和訳問題など)・文法問題・英作文問題などが定番ですね。

しかし、一部の大学で出題されるものに「要約問題」というものがあります。

これは出題される大学こそ多くはないですが、皆さんが受ける可能性のある大学でも出題されています。しかし、要約問題は一般的に方法論が提示されていないことが多いため、どのように対策を立てたらよいかが見えにくい問題でもあります。

今回は要約問題についてお話ししていきましょう。

<要約問題はどこで出題されるの?>

要約問題が出題される大学で有名なところは東京大学・東北大学(出題されない年もある)・電気通信大学・明治学院大学・青山学院大学などです。

これらの大学は志望する人も多いものの、「要約問題のやり方が分からない」と嘆く人もまた多いのです。これらの大学に合格するためには、要約問題攻略が1つのカギとなるでしょう。

<要約問題の攻略法>

まず、要約問題において非常に勘違いの多いことに「要約問題は、大事そうな所をかたっぱしから訳していく」というものがあります。

確かに、「大事な所」を「まとめる」問題ではあるのですが、「大事そうな所」を「訳す」だけでは不十分なのです。何をもって「大事」と考えるのかにおいて、このやり方では確実性に欠ける部分があります。

では、具体的にはどのようなことを意識しながら要約問題に取り組んでいったら良いのでしょうか?

その1:字数制限に注意せよ!
要約問題は「以下の文章を○○字~○○字以内で要約しなさい」というパターンがほとんどです。

つまり、なんとなくまとめていくだけでは、字数が足りなかったり、字数を大きくオーバーしてしまったりするので、考えながらまとめていかなければなりません。とはいうものの、いったいどのようにして字数を意識していけばよいのでしょうか?

ここで覚えておいてほしいのは「1ポイントにつき20~30字」というポイントです。例えば「100字~120字以内」としたら、最大字数120字を20と30で割ってみます。すると、4~6ポイントあるということになりますね。つまり「大事なポイントが4~6個ある」ということがわかります。これはかなり大きなヒントとなりますね。

その2:基本的には英文は抽象から具体へ進むもの
英語の文章は基本的に、「抽象的で分かりにくい部分」があったらその次には「分かりやすい具体例」を入れるものです。

つまり、要約問題においては、その両方をわざわざ書いてしまうと、せっかくの字数がムダになってしまうのです。ですから、前の文と後ろの文の関係をしっかり見極めながら、「この文は前の文の具体例」という部分をわざわざ書いてしまわないように気を付けましょう。

その3:ポイント同士のつながりには細心の注意を
さて、上記2点を意識していけば、だんだんと要約問題の姿が見えてきます。字数を意識して、ポイントを探し出す、そして最後は「集めたポイントを1つの形にまとめる」という作業が残っています。

いくら字数がおさまっていて、ピックアップすべきポイントがしっかりできていたとしても、それを適当につなぎ合わせただけでは、非常におさまりの悪い文章になってしまい、結果として点数がほとんどもらえないことになってしまいます。

基本的には要約というのは数学で言うなら「相似な図形」なのです。全体の文章の論理構成をほとんど崩すことなく、短い文章にまとめるのが要約なのですから、「起承転結」に関しても要約の中でしっかり意識しなければなりません。

ですから、「前のポイントから次のポイント」に向けて、しっかりと論理的なつながりができているかどうかの最終チェックをしていきましょう。それが出来てくればもう高得点は間違いなしです。

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