教育[725]

【中学生の英語】関係代名詞をマスターする!

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執筆者:門衛 教育運営チーム

関係代名詞と聞くと非常に嫌な思い出があるという人は少なからずいるのではないでしょうか?

中学の最後の方に突然出てきて、受験生を混乱させるアレですね。今回は高校の関係代名詞に入る前に、一度中学の関係代名詞をしっかり克服しておきましょう。

<関係代名詞の働きって?>

関係代名詞って何のために存在しているのか、考えたことはありますか?実はこいつはとても便利な働きをしているんですよ。それは「2つの文章を1つにつなぐ」という役割です。例えば、こんな2つの文はいかがでしょう?

(例文)
I have a friend.  He is good at running so fast.
(私には友達がいます。彼はとても速く走るのが得意です)

もちろんこれでも文としてはしっかり成り立っていますから、責められる理由はありません。しかし、こんな短い文ばかりをひたすら読まされたら、読む方はちょっとしんどくなってきますよね?

確かに細かくされていると読みやすくはなるのですが、ちょっと度が過ぎると大変ですよね?そこで登場するのが関係代名詞なのだと理解してください。

<関係代名詞を使った文のつなぎ方>

手順は全部で4つ!

①2つの文で、同じものにチェックする。

②後ろの方を関係代名詞にする(とりあえず「人ならwho」「人以外ならwhich」としておきましょう)

③関係代名詞を文の先頭に持ってくる。

④後ろの文のカタマリを前でチェックした単語の後ろに持ってくる。

では、実際にやってみましょう。最初はなかなか慣れないかもしれませんが、徐々にやり方になじんでくださいね。

(例文)
I have a friend.  He is good at running so fast.

①2つの文で「同一の人・モノ」と言えるのは、「a friend」と「He」ですね。

②後ろの方(つまりHe)は「人」なので「who」にしましょう。

③whoを先頭に持ってくると(もともと先頭にありますが)、「who is good at running so fast」となります。

④前の文でチェックした「a friend」の後ろに持ってくると、いよいよ完成です。

(答え)
I have a friend who is good at running so fast.

となりますね?では、別バージョンでもやってみましょう。

(例文)
He has a dog. I saw it yesterday morning in the park.

①同じものは「a dog」と「it」ですね。(犬をitというのはちょっとかわいそうですが)

②itは「人以外」なのでwhichに変えます。

③whichを先頭に持ってくると、「which I saw yesterday morning in the park」となりますね?

④それを前の文でチェックした「a dog」の後ろに持ってくると・・・

(答え)
He has a dog which I saw yesterday morning in the park.

となります。では、次はちょっと複雑な形の文にいきますよ?

(例文)
The boy is Ken. He is running over there.

①まず気を付けてほしいのは「具体的な人・モノ(人名や「私の兄」など)」にはチェックをしないということです。よって、この2つの文で同一のものは「The boy」と「He」となりますね?

②「He」は人なので「who」に変えます。

③whoを先頭に持ってくると、who is running over thereとなります。

④さて、ここが一番間違いやすい所です。あくまでカタマリをもってくるのは「前の文でチェックした単語の後ろ」ですからね?つまり、「The boy」の後ろに持ってくるのですから、

(答え)
The boy who is running over there is Ken.

となるわけです。

<和訳と英訳のやり方>

関係代名詞を日本語に直したり、英語に直す問題がよく出題されますが、これは同じやり方でOKです。 ポイントは「後ろから前」と覚えてください。例を挙げてみましょう。

(例)
a boy who can speak English
→関係代名詞の後ろから前に訳すので「英語を話すことのできる少年

(例)
a dog which your father saw yesterday
→同様に「あなたの父が昨日見た

同様に英語に直す場合も

(例)
あなたが好きな本
→a book which you like と書くことができますね?

<なんでも屋のthat>

中学の時は関係代名詞に迷ったら「that」を入れてみるのも一つの手ですね。高校では通じない手段ではありますが、中学生のうちはwhoもwhichもthatで代わりとすることができるので、何にしたらいいか迷ったらthatを入れてみてくださいね。

<最後に>

中学レベルの関係代名詞の説明は以上となります。シンプルにまとめてみたので、ひとまずはここにあるポイントをしっかり頭に入れてから高校レベルに入るとより理解が深まるでしょう。

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