[エコ・省エネ・室温]冬だけでなく、夏にも重要な断熱材の選び方

冬だけでなく、夏にも重要な断熱材の選び方

2014/05/30

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夏を前に、断熱材のお話をいたします。

というのも、断熱材は、冬だけではなく、夏にも効果を発揮し、種類によっては梅雨の時期にも効果があるものもあるのです。

家を建てる時に、断熱材を指定している方っておそらく少ないと思いますが、何が良いのか正直わかりませんよね。実は、専門家ですら悩むくらい、断熱材にはメリットデメリットがありますので、代表例を主に、説明していきます。

1つ目ですが、発砲スチールのような固形の断熱材など、ホームセンターで見かけたことがあると思います。

これは、ポリスチレンフォーム保温板などといわれる断熱材です。のこぎりやカッターなどで容易に加工でき、水気にも強く、湿気を帯びても断熱性能が衰えません。

また、大工さんが工事することも多く、専門の断熱業者の方が施工する場合と比べると、費用は抑えられます。さらには断熱性能も厚さが薄いわりには性能が良いのも特徴です。

ただし、火に弱く、燃えやすい特徴があることと、形状の柔軟性がないため、木材の伸縮に対応できないため、隙間が生じやすいデメリットを持ちます。

2つ目ですが、グラスウールやロックウールなどといわれる綿状の繊維系断熱材です。

これもホームセンターで袋に入った状態でみかけることが多いと思います。袋に入っている製品であれば、カッターで容易に切って加工することができるので、現場で大工さんが施工し、コストを抑える手段にもなります。比較的材料費としても安いほうになります。

ただ、袋に入っておらず、現場で吹き込むような工法の場合は、専門の断熱業者が入る必要があるため、コストは少し高くなります。

また、グラスウールやロックウールは燃えない材料ですので、火災を拡大してしまう心配はありません。さらに、柔軟性もあるので、柱の伸縮に対応し隙間を生じにくい特性もあります。

ただし、この繊維系の断熱材は、水に非常に弱いのが特徴です。そのため、室内側に防湿のフィルムは必須となり、さらに換気扇の隙間やコンセントの隙間などの細かい部分で湿気対策が必要になるので、施工が難しいのが問題です。施工方法を間違えれば、隙間から湿気が入り、断熱材の性能を落とすばかりでなく、カビが発生するリスクもあります。