[家庭のこと]子どもが夢を描くために大人たちができること

子どもが夢を描くために大人たちができること

2014/07/24

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日本の高校生の半数が「中小企業の従業員」と答えました。アメリカの高校生の半数が「医者、弁護士、学者、専門職」という答えでした。日米の子どもも小学六年生から「大志を抱き、大きく夢を膨らませ、胸を高鳴らせて」中学校の門をくぐりました。

ここまでは日米大差ありません。しかし、中学一年生の最後の期末試験で決定的な時が訪れます。自分の立ち位置が偏差値という数値で序列を教えてくれます。自分の進路も将来の仕事もおおよそ透けて見えるようになります。三十歳になった時なにをしているのか大方見当がつくようになります。
 
不来方のお城の草にねころびて空に吸われし十五のこころ(石川啄木)
 
この悩みは辛い部活でもない、お金でもない、進路でもありません。子どもたちに挫折を味わわせて大方はそれっきりで終わっています。

大人に何ができるのでしょう。せめて喪失感と挫折感を共有してあげるべきでしょう。「大きな夢」を持たせておいて「夢が弾かれた」ら激怒して叱咤罵声を浴びせる、それは大人のエゴというものです。

近くに「はらっぱ」がいくつもあります。はらっぱは広大です。耕作放棄地を自治体が集積して芝生を貼った場所なので、学校の校庭の三倍も四倍もあります。

少年野球も壮年野球も、ゲートボールも、ランニングも、ドッグランも、子どもの砂遊びもみんなあります。日本中いたるところで見かけるようになりました。昭和四十年代までに生まれた大人は、毎日こんなところで日が暮れるまで遊び呆けていたものです。