[家庭のこと]【子どもへの影響は】大人が話しかける幼児語【あり?なし?】

【子どもへの影響は】大人が話しかける幼児語【あり?なし?】

2014/03/05

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でも、大人が一緒になって「ニャーニャーだいちゅきなの?」「おもちゃ、ないないしようね」「マンマおいちいでちゅか?」とつられて真似していると子どもはいつまでも幼児語からは卒業できません。

幼児語を使って可愛いのは幼稚園まで、小学生になったら「幼い!」と言われたり、友達からからかわれてしまいます。 

子どもは大人から正しい日本語を聞いて言葉を獲得していきます。
 
子どもが「お姉さん指」「お兄さん指」と言った時、「そうね、薬指ね」「中指ね」と言ったり、「ないないする」と言った時「片付けようね」「整理整頓しようね」と言ってみましょう。

高度なことですが子どもが「ましかく」と言った時「そうね、正方形ね」「ながしかく」と言った時「長方形ね」と言ってみてもよいでしょう。

小学生に作文指導をすると言語能力の差は明らかになります。

同じ“りんご”を表現するにも“赤りんご”“青りんご”としか書けない子、“毒りんご”なんて言う子もいます。“ふじ”“ジョナゴールド”“王林”と書ける子どももいます。
 
幼児語のまんま「雨がコンコン降っている」と書いてしまう子ども。「雨が降っている」としか書けない子ども。でも、次のように表現できる子どももいます。
 
●土砂降りの雨が降ってきた

●雨がザーザー降ってきた

●雨がパラパラ降ってきた

●雨がシトシト降ってきた
 
同じ「寒いでした」でも「身体の芯まで凍えてしまいました」「寒くて手がかじかみました」「底冷えしました」と書ける子どもがいます。

普段、親が使っているか、普段、沢山の絵本の読み聞かせをされて育っているのでしょう。

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2024/04/19 更新