[投資全般]Vol.2 マーケットの大暴落時におけるポジティブ投資法

Vol.2 マーケットの大暴落時におけるポジティブ投資法

2014/03/14

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このようなセルフケアの中で、大暴落が起こった「有事」の時は、特に、いままでマーケットの大暴落を経験し、その動きを乗り越えてきた友達や投資仲間、上司、同僚、メンターなどと常時、コンタクトをとりあい、マーケットの動きとメンタルの動きを共有していくことがとても大事になってきます。これは「マーケット・トラウマ」を防ぐ意味でもとても有効です。

「有事のポジション管理」の導入としては、例えば、マーケットの「天井の予兆サイン」があらわれたら、流動性の低い銘柄や赤字もしくは財務内容に問題がある銘柄、PERが高すぎる銘柄やテクニカル指標で過熱感が出過ぎている銘柄、投資家の人気の高い優良銘柄などを事前に外す、もしくはウェイトを減らしていくことなどが大事となってきます。

なぜなら、マーケットの大暴落に伴う投資家のパニック売りにより、流動性が低い銘柄は、薄商いの中、信じられないような下落となったり、売りが多すぎて値がつかなかったり(売り買いの商いが成立しない状態)することで、「平時」では有効だったポジション管理の一環としての損切など、ロスカットルールが思うように適用できなくなったりするためです。

また、ファンダメンタルズ面やテクニカル面で過熱感が強い銘柄に加え、成長銘柄や優良銘柄と言われ、人気があり、投資家の間で広く買われていた銘柄などは、投資家が多く保有している分、暴落局面では、ポジション整理の一環として、売り需要が他の銘柄より強烈に出ることが予想されます。

さらには、赤字もしくは財務内容に問題のある銘柄は、リスクを過剰にとりすぎていた投資家による投げ売りが出やすく、下落幅は想像を超えるものになることが考えられるためです。

ここでのポイントは、株価の最後の急騰である「マーケットのラスト・ジャンプ」の場面では、銘柄を外す、もしくはウェイトを減らすタイミングは徐々に行っていくことが大事となってきます。あまりに売りタイミングが早すぎると、そこから急騰した場合には、機会損失からトレードの成果が大きく縮小してしまうため、注意が必要です。

ですので、いかにうまいタイミングで売り上がり(上昇相場の中で、徐々に売りを行うこと)ができるかがポイントとなり、ここはトレードの実践による経験やセンスがものを言うところだと言えましょう。

このように「トレード・チキンレース」にうまく対応し、機会損失を低減させ、暴落後のダメージを極小化させるための「有事のポジション管理」が大事になってきます。

次回は、「有事のメンタルマネジメント」と同様、「マーケットクラッシュのネガティブ・インパクト」を予防、軽減、回避し、そのダメージを極小化するための「マーケット・エンプロイアビリティ(雇用され得る能力)」を高めるための方法について述べます。
 
上記のコメントは筆者の個人的な見解であり、筆者が所属する会社または組織の見解ではございません。また個別銘柄の推奨、商品の投資勧誘を目的としたものではありませんのでご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。